武雄温泉ボランティア観光ガイド友の会

武雄温泉ボランティア観光ガイド友の会

武雄温泉ボランティア観光ガイド友の会は結成およそ20年。観光に理解があり、自分が住む町を誇りに思うメンバーのガイドは説得力と活気にあふれています。
歴史が古い武雄温泉にまつわる様々な人々のストーリ。そして長崎街道の開通や武雄鍋島家28代領主・鍋島茂義による蘭学・洋学の導入など武雄独特の文化は魅力がたくさん。
地元をよく知るガイドとともに、先人の偉業をたどり、新たな発展を遂げる武雄市を楽しみながら巡ります。

武雄温泉楼門・新館から柄崎宿[所要時間/約60分]

  • 武雄温泉楼門・新館 設計士辰野金吾

    1.武雄温泉楼門・新館 設計士辰野金吾

    武雄温泉楼門と新館は、唐津出身で日本の近代建築の祖・辰野金吾の設計です。全国から宮大工が集められて、大正4(1915)年に完成しました。辰野金吾は東京駅や日本銀行本店など200以上の建築物を設計しており、現存するのは40ほど。武雄温泉楼門と新館は平成17年に国の重要文化財に指定されました。

  • 若き実業家 宮原忠直の思い

    2.若き実業家 宮原忠直の思い

    地元の方々から「チューチョクさん」の愛称で親しまれた宮原忠直が夢見た武雄温泉「竜宮城」構想。宮原忠直は温泉と焼物と自然を楽しめるテーマパーク的なものを武雄温泉に作ろうとしていました。辰野金吾が手掛けた設計図は数回変更されており、楼門が3つ描かれているものがあります。その貴重な設計図が武雄温泉楼門に展示されています。

  • 武雄温泉楼門 龍宮城のような外観

    3.武雄温泉楼門 龍宮城のような外観

    武雄温泉楼門は辰野金吾が設計した最後の木造建築です。釘を一本も使っていない天平式楼門で、木を組んで建てられています。ガラスは創建当時のままで、柱1本1本はちょうな仕上げになっています。平成25年に保存修理が行われ、朱色が復元されました。その美しい外観は誰もが写真に収めたくなるほど。当時の人々はこの楼門誕生を大いに喜んだことでしょうね。

  • 武雄温泉楼門 天井に4つの干支

    4.武雄温泉楼門 天井に4つの干支

    辰野金吾が設計した東京駅の八角形の南北ドームの天井には、十二支のうち八つの干支の彫刻が配置されています。十二支がそろっていない理由は長年謎とされてきました。近年の調査で、武雄温泉楼門の2階に残り四つの干支が発見されました。現在は楼門の天井裏に明かりがつけられ干支がはっきりと分かりますが、それまではただの通気口だと思われていたそうです。
    もともと建築予定だった残りの楼門に干支を配置する予定だったのか、それが叶わなくなったため東京駅に干支を配置したのか。今では謎のままです。

  • 武雄温泉新館 資料館として見学可能

    5.武雄温泉新館 資料館として見学可能

    新館の外観は和風建築ですが、中は洋風建築です。昭和48年まで浴場として営業していました。現在は資料館として公開されています。

  • 武雄温泉新館 浴槽は立ち湯

    6.武雄温泉新館 浴槽は立ち湯

    浴槽は深く、当時としては珍しい「立ち湯」。高価な有田産の磁器タイルや輸出品であったマジョリカタイルが使われるこだわり。

  • 柄崎温泉

    7.柄崎温泉

    武雄温泉は肥前国風土記にも登場する歴史が古い温泉で、かつて「柄崎温泉」と呼ばれていました。神功皇后が太刀の柄で突いたところから温泉が湧き出たという伝説が、柄崎温泉や柄崎という地名の由来になっています。

  • 柄崎温泉の掟「豊臣秀吉」朱印状

    8.柄崎温泉の掟「豊臣秀吉」朱印状

    文禄・慶長の役で多くの兵士が肥前名護屋城に集まり、武雄温泉を訪れました。無色透明で水晶のように美しい武雄温泉を豊臣秀吉は気に入り、兵士たちがほかの入浴客に迷惑をかけないよう入浴心得状を出したといわれています。

  • 武雄温泉新館2階 花灯窓

    9.武雄温泉新館2階 花灯窓

    ガイド塚原さんのお気に入りの場所。新館2階にある「花灯窓」は向かいに見える武雄温泉楼門がすっぽり収まります。新館に訪れたらぜひ見ていただきたい景色です。

  • 柄崎宿 札の辻

    10.柄崎宿 札の辻

    武雄温泉楼門からまっすぐのびる道は長崎街道のひとつ「柄崎宿」です。輸入された砂糖を運んだシュガーロードでもあります。道の形は当時とほとんど変わらないそうです。その道に幕府からの通達などが掲げられた高札場の跡があります。高札場を災害から守るために、24時間見張りがついていました。

セールスポイント

  • ガイドには武雄歴史研究会会員がおり、歴史に関して興味深い話を聞くことができます。
  • 武雄温泉楼門・新館には建築家 辰野金吾の遊び心が満載。宮大工の技術の美しさも残る建物。ガイドの説明を通して当時の人々の情熱に思いを馳せつつ、その魅力を十分に感じられます。
  • 武雄市観光協会にガイドのモデルコースが提案されています。同じ市内で温泉・焼物・自然・パワースポットなどいろいろ巡ることができるのは魅力的です。お客様 の希望でガイドコースの設定ができますので、ぜひ相談を。
  • 新館の二階から見えるこの景色が一番のお気に入りという篠原俊子さん

    新館の二階から見えるこの景色が一番のお気に入りという塚原俊子さん。案内をしながらお客さんに教えてもらうことも多く「学びがある」と楽しみながらガイドをされています。

  • 武雄温泉楼門を詳しく案内していただきました

    武雄温泉楼門を詳しく案内していただきました。全国から訪れる人を案内する中で発見や学びがあり、自身も人間的にも広がったとお話されていました。楽しそうにガイドをされる姿が印象的でした。

武雄温泉ボランティア観光ガイド友の会

所在地
武雄市武雄町大字昭和805(武雄市観光協会)
ガイド人数
10人
対応時間
9時から17時
ガイド料金
ガイド1人1000円
受入人数
1人から上限なし
外国語対応
なし
予約受付時間
9時から17時30分
申込期限
1週間前までに要予約
お問い合わせ
TEL.0954-23-7766、FAX.0954-23-9726
メールアドレス
info@takeo-kk.net
WEBサイト(外部リンク)

武雄温泉楼門周辺コース

所要時間/約60分、駐車場/あり(武雄温泉楼門)

武雄の大楠コース

所要時間/約60分、駐車場/あり(武雄神社)

川古の大楠コース

所要時間/約30分、駐車場/あり(川古の大楠公園)

九州オルレ武雄コース

所要時間/約1時間から4時間、駐車場/あり(スタート地点により異なります)