2005年09月29日

玄界灘を眺めながら、豪快にいただく。

唐津城のお膝元である唐津市東城内に位置する水野旅館
客室から玄界灘の海を臨むことができる老舗旅館です。

こちらの名物料理のなかで、『とんさんなます』というものがあります。
なますと聞いて、大根や人参などの酢のものだと思ったのですが、刺身が出てきました。
女将さんに聞いてみましたら、『とんさん』とは殿様のことで、『なます』は刺身のことでした。
9.29水野、とんさんなます.JPG

太閤秀吉が朝鮮出兵のために名護屋城を出陣する際、唐津唐房の漁師が生き魚を海水で洗い刺身にして、『えなが』と言われる漁船上から海水を汲み上げる柄の長い大きなひしゃくに盛って差し上げたところ、「これぞ料理の粋である。」と賞賛され、筑前姫島から肥前伊万里に及ぶ広大な地先権を許す御墨付きを賜ったといういわれのある料理です。
写真は、朱色の『えなが』に新鮮な玄界灘の『なます』を盛り付けた『とんさんなます』です。

水野、大漁盛.JPG
豪快な千越大漁焼きもいただきながら、笑顔の素敵な女将さんとの会話に美味しさも倍増したひと時でした。
これを口福と言うのでしょう。

投稿者 観光連盟スタッフ : 2005年09月29日 13:29