2005年10月13日

取材雑記2~とっておきの日~

空港で、ライターとカメラマンに無事会えた後は名刺を交換し、車に乗り込む。
そして、私が最初にいう言葉は決まっている。
「佐賀は、はじめてですか?」
ほとんどの方が申し訳なさそうに、そうですと答える。
そんなに恐縮しなくてもと思いながら、車を走らせる。

今回の取材のお題目は、有田、伊万里、唐津の窯元巡り。
観光の要素もはいった誌面になるように、焼物以外のことも案内したいと思う。
とどこおりなく取材ができることは大事。
だけど、2人が佐賀に来て良かったと思ってもらうようにプロデュースすることも考えて、両人の興味関心の本音を探りながら目的地へと向かう。

最初の取材先は、食事処。
編集サイドからのオーダーは、木造建築で、老舗でなくてもよいが古い建物を利用し、庭が美しく、いい焼物を使っていて、とっておきの日にふさわしく、地場の食材を楽しめる店だ。
案内したのは、西有田町にある『(ひさご)』。
店内に柱として使われているケヤキの木を見て、カメラマンのⅠ氏は絶賛した。
「日本中で、こんなに太いケヤキを使っている店を自分は知らない。」
もともと建築に興味があったというご主人の顔がほころぶ。

料理は旬の食材を使った和会席で、有田焼や唐津焼をふんだんに使っている。
最後に出されたデザートは、有田名物の『ごどうふ』に黒蜜ときな粉をかけ、砕いたピーナッツをまぶしたもの。
2時間の取材予定が3時間を過ぎた。
瓢、ごどうふデザート.jpg

投稿者 gz1362 : 2005年10月13日 13:42