2006年05月11日

引力の法則。

佐賀県庁某所でのことです。
そこには何種類かの観光パンフレットが置いてあります。
そのなかに、暫く私を悩ませていた原稿の山がガイドブックという形になって、おさまっていました。
それは他のものに比べて、ちょっと小ぶりのものです。

その場所から角を1つ曲がったところにいた私は、ガラスに映った人物に思わず目が留まりました。
男性と女性が1人ずつ。
エレベーターを待っている間、パンフレットを手にとって眺めている模様です。
男性が見ているのは、例の小ぶりのもの。
女性は、A4サイズのもの。
しばらく物色していた女性は、パンフレットを戻しました。
一方、男性の方は、1ページずつガイドブックをめくっていきます。
そして、手にもったままエレベーターの中へと消えていくのが見えました。

ドキドキしながら2人を凝視していた私は、急にあたたかい気持ちに包まれました。
なぜか?
原稿の山が形となり世の中に出て気になるのが、評価というものです。
今日見かけた男性がガイドブックを持って帰ったのは、たまたまのこと。
でも、「これ、いいね」と語りかけられたような気がして、うれしくなりました。
もし、ラックに戻されていたら・・・。
きっと興醒めして午後は仕事にならなかったでしょう。

手に取らせるのは、表紙の力。
読ませるのは、表現の力。
最後に持ち帰らせるのは、何の力でしょうか。
私は、そのものが持っている引力だと思います。
人の魅力に似ているような気がします。

投稿者 観光連盟スタッフ : 2006年05月11日 21:09