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樫原湿原
樫原(かしばる)湿原は九州の「尾瀬」ともよばれ、自然環境保全地域特別地区に指定されています。標高600m、約12万平方メートルの美しい湿地帯は、手つかずの自然で約60種類の珍しい湿原植物が生息し、また昆虫、野鳥などの楽園となっています。また四季を通じて様々な表情を見せてくれる景勝地としても知られています。春には氷河期の残存植物とされるミツガシワが釣り鐘型のかれんな花をつけ、6月にはトキ草、7月にはヒツジ草、ジュンサイ、8月にはサギ草が鳥のサギに似た美しい花をつけます。秋にはタヌキモやミミカキグサ類などの食虫植物の花が目立つようになり、コイヌノハナヒゲの群落が一斉に花をつけ、ヨシキリの鳴き声が秋の深まりを感じさせてくれます。そして白一色で埋め尽くす冬景色。見事な四季の移ろいが楽しめます。樫原湿原内での、立木の採取や伐採などは禁止されています。
- エリア
- 北西部エリア ( 唐津市 )
- カテゴリ
- 自然・景観
- 季節
- ファイルサイズ
- 10.6MB