画像:リニューアル記念特別企画展「海を渡った古伊万里~ウィーン、ロースドルフ城の悲劇~」チラシ

オーストリア、ウィーン近郊にたたずむ古城ロースドルフ城では、古伊万里を中心とした陶磁器が多数コレクションされ、城内を美しく飾る調度品として大切に伝えられてきました。ところが、第二次世界大戦の戦禍によりその多くが破壊されてしまいました。城主ピアッティ家はそうした悲劇により破壊された陶片を破棄せず、平和への願いも込めてインスタレーション展示を行ってきました。

 本展は、九州陶磁文化館所蔵品を始めとする古伊万里の名品とともに、破壊された陶片を含むロースドルフ城所蔵の日本、中国、西洋の陶磁器コレクションを海外において初公開するものです。日本の修復技術による復元作品も展示し「再生」にも焦点を当て、波乱に富んだロースドルフ城コレクションの全貌を紹介します。

〇会期:令和4年(2022年)5月28日(土曜日)から7月18日(月曜日・祝日) ※月曜休館(7月18日は開館)
〇開館時間:9時から17時(入館は16時30分まで)
〇観覧料:一般 600円(500円) 、大学生 300円(200円) ※( )内は20 名以上の団体料金
 高校生以下及び障害者手帳又は指定難病受給者証をお持ちの方とその介助者(1 名)は無料

【関連イベント】
(1)記念講演会「ロースドルフ城所蔵の陶磁器が語る物語~破壊から再生への道へ~」
 日時:6月18日(土曜日) 13時30分から15時
 会場:九州陶磁文化館 講堂
 講師:荒川正明氏(学習院大学教授 本展監修者)
 参加費:無料
 申込方法:「海を渡った古伊万里講演会事務局」にメール、電話、FAX で事前にお申し込みください。
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(2)特別対談『「破壊」から「再生」へ ~ 甦った陶片たち』※定員に達しました
 日時:6月19日(日曜日) 13時30分から15時
 会場:九州陶磁文化館 講堂
 講師:繭山浩司氏(修復家)、荒川正明氏(学習院大学教授 本展監修者)
 参加費:無料
 申込方法:「海を渡った古伊万里講演会事務局」にメール、電話、FAX で事前にお申し込みください。
 申込先はこちら
(3)学芸員によるギャラリートーク(展示解説)
 日時:会期中の毎週土曜(6月18日を除く) 14時から1時間程度
 ※ 展覧会の観覧料が必要です。