日本人の米作りは、縄文時代晩期、北部九州で始まったのですが、菜畑(なばたけ)遺跡は日本最古の稲作発祥地として発掘されました。遺跡からは、炭化した米、稲穂等をつみ取る石包丁などが発見されました。また、水稲のほかアワ・ソバ・アズキ・オオムギの雑穀や果実、根菜の栽培、家畜としての豚の飼育が行われたことも分かっています。末盧館(まつろかん)は、その菜畑遺跡の出土品や資料が展示され、世界の稲作とその伝播などを分かりやすく解説しています。市民と観光客のくつろぎの場・出あいふれあいの広場には、遺跡公園として竪穴式住居や日本最古の水田、縄文の森が復元されています。ここに来れば、日本の稲作農業の原点は唐津にあると実感できます。
「末盧館」の由来
魏志倭人伝の中で、卑弥呼のいる邪馬台国へ至る「クニ」のひとつに「末盧国」が登場します。そのクニは、唐津地域「松浦」に大陸との交流をもとに栄え、その名は中国の王朝にも知られていました。その「末盧国」からとって「末盧館」という名前が付けられました。
- 営業時間
- 9時から17時(入館受付は16時40分まで)
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日から1月3日)
- 所在地
- 〒847-0844 佐賀県唐津市菜畑3359-2
- 料金
- 一般(15歳以上)210円 小・中学生100円 ※20人以上2割引
- 駐車場
- あり(無料)
- アクセス
-
車:長崎自動車道多久I.Cから車で40分
JR:JR唐津線・筑肥線唐津駅から徒歩15分
バス:昭和バス 市内バス[西コース]「末蘆館前」下車、唐津駅より約10分。
- お問い合わせ先
-
末盧館
TEL:0955-73-3673
FAX:0955-73-3673
メールアドレス:info-matsurokan@karatsu-bunka.or.jp
- 関連リンク
- 唐津市末盧館 (外部リンク)
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