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田代太田古墳(たしろおおたこふん)

古墳時代後期、6世紀後半に造られたと推定され、壁画系の装飾古墳として知られる田代太田古墳(たしろおおたこふん)。直径約42m、高さ約6mの二段築成の円墳で主体部は横穴式石室です。石室は前・中・後の3室からなり、全長は約9m、最大幅は2.2m、高さは3.1mあまりとなっています。 最大の特徴は壁に描かれた幾何学模様と図像で、赤、黒、緑の顔料と石室の材料である風化した花崗岩の黄色い岩肌の4色を使って、連続三角文や人・馬・舟・花などが美しく表現されています。連続した三角形や渦巻きのような抽象的な文様と人物像のような具体的なものを巧みに配置し、一種の物語を表現しているようです。こうした装飾古墳は九州では筑後川流域から熊本県にかけて見られます。保存工事に際して管玉、小玉、鉄鍬などが発見されています。古墳は民家の中にあるため、立ち入ることはできません。また、石室保護のため一般公開は行っていません。

所在地
〒841-0018 鳥栖市田代本町 太田
駐車場
なし
アクセス
車:九州自動車道・長崎自動車道鳥栖ICから車で5分
JR:JR鹿児島本線・長崎本線鳥栖駅から、JR弥生ヶ丘駅行きバス乗車。バス停田代公園入口下車、徒歩5分
JR長崎本線・鹿児島本線鳥栖駅から、タクシー利用で15分
お問い合わせ先
鳥栖市教育委員会生涯学習課文化財係
TEL:0942-85-3695

変更になっている場合がございますので、お出かけの際は直接お問い合わせください。

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