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吉野ヶ里歴史公園(よしのがりれきしこうえん)

国内最大規模の環壕集落で弥生時代にタイムスリップ

吉野ヶ里遺跡(よしのがりいせき)は、神埼市と吉野ヶ里町にまたがり、全長2.5kmの壕に囲まれた日本最大規模の弥生時代の環壕集落(かんごうしゅうらく)跡です。 弥生時代全時期の多数の住居跡、高床倉庫群跡、3,000基を超えるかめ棺墓、弥生時代中期の王の墓と考えられる墳丘墓(ふんきゅうぼ)などが発掘されています。墳丘墓からは、高度な技術を要する有柄銅剣やガラス製の管玉などが出土し、中国大陸や朝鮮半島との交流をうかがわせます。 平成元年に一般公開されたときは、中国の史書『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』に記された邪馬台国の姿を彷彿させるとして大きな話題となりました。 吉野ヶ里遺跡は、朝鮮半島経由で伝わった米作り文化や青銅器・鉄器文化を取り入れたムラが、クニの中核集落へと発展していく姿をたどることができる貴重な遺跡として国の特別史跡に指定されています。平成13年4月にオープンした吉野ヶ里歴史公園には、物見やぐら、竪穴住居、高床倉庫等が復元され、弥生時代の雰囲気を十二分に体験できる空間となっています。園内は、広大な敷地を「入口ゾーン」「古代の森ゾーン」「環壕集落ゾーン」「古代の原ゾーン」と4つのゾーンに区分けし、「入口ゾーン」では、吉野ヶ里歴史公園の利用に関わる様々な情報を知ることができ、「古代の森ゾーン」では、弥生時代の植生に近い森を再現。「環壕集落ゾーン」では、弥生時代の建築物である主祭殿や物見櫓の見学、弥生人の生活や文化なども体験でき、併設の展示室では出土品などを見学できます。「古代の原ゾーン」では、広大な芝生の中に物見櫓風の大型遊具などがあり、体を動かして楽しむことができます。

■物見やぐら
『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』に記された楼観(ろうかん)跡と推定される物見やぐら跡。内壕の内側で発見されました。吉野ヶ里遺跡は、周囲に小さな集落がいくつもあって、それらを統括していた中核集落と考えられています。物見やぐらは外からの侵略者を監視する見張り台だったようです。復元された物見やぐらは床高6.5m、高さは12m。佐賀平野を遠くまで見渡せます。

■竪穴住居(たてあなじゅうきょ)跡
吉野ヶ里遺跡で発掘された、弥生後期の住居跡は長方形。縄文時代から弥生時代中期にかけて多くみられる円形の竪穴住居とは違います。復元された住居跡には、炉(ろ)跡やここで寝ていたとも考えられるベッド状遺構などがあります。

■高床倉庫(たかゆかそうこ)群
床を高くすることで、風通しをよくした倉庫。吉野ヶ里遺跡の特徴はその大きさ。通常の弥生の倉庫に比べると、その大きさもその数も大規模なものだったようです。当時の吉野ヶ里の繁栄ぶりがうかがえます。

■展示室
おもな出土品はここで見学できます。銅剣や青銅器の鋳型、かめ棺や土器、石包丁や矢じりなどの実物やレプリカ、模型が展示されています。大陸との交流の証ともいえる墳丘墓から発掘されたライトブルーのガラス製の管玉のレプリカも展示。レプリカながら、その美しさが目をひきます。

春にはウマノアシガタなどの野草、初夏にはベニバナや大賀ハスなど古代ゆかりの植物を楽しめます。また「勾玉づくり」「火おこし」など体験プログラムも毎日開催しています。

営業時間
9時から17時(6月から8月は、9時から18時)
定休日
12月31日、1月の第3月曜日とその翌日
所在地
〒842-0035 佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
料金
大人(15才以上)460円、シルバー(65才以上)200円、中学生以下無料
【2日券】大人(15才以上)500円、シルバー(65才以上)240円

<団体料金>
大人(15才以上)280円、シルバー(65才以上)200円、中学生以下無料
【2日券】大人(15才以上)340円、シルバー(65才以上)240円
駐車場
大型:111台(東口:80台・西口:20台・北口:11台)・1050円
普通車:1,080台(東口:540台・西口:310台・北口:230台)・310円
アクセス
車:長崎自動車道「東脊振インターチェンジ」より約5分
列車:JR長崎本線「吉野ヶ里公園駅」「神埼駅」より徒歩15分
お問い合わせ先
吉野ヶ里公園管理センター
TEL:0952-55-9333
メールアドレス:himika@yoshinogari.jp
吉野ヶ里歴史公園(外部リンク)

変更になっている場合がございますので、お出かけの際は直接お問い合わせください。

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