有田観光ガイドの会

2016年に創業400年を迎え、ますます注目度を高める日本で最初に誕生した磁器「有田焼」は、伝統を継承しつつ革新を続けています。有田を深く楽しく旅したい方のための、地元ガイドならではの話題、裏話、うんちくなどを織り交ぜたガイドツアー。パンフレットには載っておらず、思わず「へ~。」と唸るプチ情報の数々。有田を誇りに思うガイドたちの「伝えたい!」の想いの数は、まるで芸術性の高い美術品から日常的に使われる食器、さらに碍子(ガイシ)にいたるまで種類の多い有田のやきものたちのようです。

有田焼を学ぶコース[所要時間/約120分]

  • 泉山磁石場①

    1.泉山磁石場①

    約400年前に朝鮮人陶工の李参平が発見したとされる有田焼の原料である陶石を採掘していた場所。元々は高さ100メートルほどあったとされる山を400年かけて削り、現在のような姿になったそう。そこから「有田の人は、山を1つ器に変えた」という言葉もあるそうです。

  • 泉山磁石場②

    2.泉山磁石場②

    足元には、ベンジャラと呼ばれる陶片が埋め込まれています。この中には、江戸時代にヨーロッパへ有田焼を輸出していたVOC(オランダ東インド会社)のマークが隠れています。是非探してみてください。

  • 辻精磁社

    3.辻精磁社

    江戸時代後期から皇室にやきものを納めている由緒ある窯元です。長年、皇室に納めていることは伏せられていたため、地元の人でも知る人はあまり多くなかったそうです。

  • トンバイ塀①

    4.トンバイ塀①

    登り窯の外壁であるレンガの廃材や、不要な窯道具などを利用した塀です。トンバイ塀のある裏通りは、絵になる景色の多い有田の中でも特におすすめのフォトスポットです。

  • トンバイ塀②

    5.トンバイ塀②

    トンバイ塀は、貴重な財源であった有田焼の技術の機密保持の役目を担っていたそうです。現在では外側は道路の舗装等がされているので地面の高さが上がっていますが、辻精磁社の敷地の内側に立ってみると塀の高さにお気づきになるかと思います。是非比べてみてください。

  • ガンダムマンホール

    6.ガンダムマンホール

    辻精磁社の近くのトンバイ塀には、「ガンダムマンホールプロジェクト」による
    デザインマンホールが設置されています。
    有田町には2ヶ所設置されており、トンバイ塀のある裏通りには、ガンダムのデザインのマンホール蓋、泉山磁石場には、グフのデザインのマンホール蓋が設置されています。
    また、「有田館」(有田観光協会)では、ガンダムのマンホールカードを配布しています。(お1人様1枚限り、なくなり次第終了)是非お立ち寄りください。

  • 小路庵

    7.小路庵

    小路(しゅうじ)とは有田の方言で、路地のことを言うそうです。小路庵は有田町長や東洋陶器(現TOTO株式会社)の5代目社長も務めた江副孫右衛門の生家です。

  • 災害に強い工夫をされた建物

    8.災害に強い工夫をされた建物

    有田は台風や水害など、幾度となく災害に見舞われました。防災意識の高さから、内山地区の町屋には防火の役割がある漆喰の壁が多く、また水害の教訓から玄関を高くしている家が多いのが特徴なんだとか。

  • 陶山神社

    9.陶山神社

    神社の中の鳥居や狛犬などの建造物の多くは、磁器で造られており、当時の名工たちの技が光る名品が点在し、「野外美術館」とも称されているんだとか。

  • 源右衛門窯

    10.源右衛門窯

    磁器発祥の地・有田で窯を築いて260年余。古伊万里様式に独自の現代的アレンジを施した作風で知られる源右衛門窯を見学。

  • 源右衛門窯 細工場

    11.源右衛門窯 細工場

    有田焼の伝統を守る手作業の工場。電気がなかった時代の建物を使用しており、職人の皆さんはそれぞれ窓の外を向いて作業されています。

  • 源右衛門窯の窯

    12.源右衛門窯の窯

    現在でも使用されている伝統の窯を見学。焼成時は赤松の薪を使用し、2日間かけて焼き上げるのだとか。「下絵の呉須に含まれる酸化コバルトなどが反応する還元焼成によって青くなる。」など、科学的なお話もガイドさんから教えてもらえるかも。

  • 源右衛門窯ギャラリー

    13.源右衛門窯ギャラリー

    源右衛門窯では大きく分けて2つの分野の磁器を製作。家庭で愛用いただく「食卓用のやきもの」、美術工芸品関連の「住まいのやきもの」です。魅力的な作品が揃っており、購入も可能です。

  • 源右衛門窯 手洗い鉢(オリジナル)

    14.源右衛門窯 手洗い鉢(オリジナル)

    JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」に採用されている手洗い鉢のオリジナル。列車のデザインをした水戸岡鋭治氏がこの手洗い鉢に惚れ込んだことから採用が決定。

  • 源右衛門窯 JR九州ななつ星備え付けの手洗い鉢

    15.源右衛門窯 JR九州ななつ星備え付けの手洗い鉢

    ギャラリーでは、実際にななつ星で使用されているものを見ることができます。海外から取り寄せた金具部分と形を合わせたり、制作時には大変苦労されたんだとか。

セールスポイント

  • パンフレットには載っていないような情報もお伝えしています
  • 直接ガイドからお伝えすることで、伝わりやすいと思います
  • 400年の歴史の深さをお伝えします
  • 有田にお嫁に来て、他所から来たからこそわかる、伝えたい有田の魅力をガイドする柳川さん

    有田にお嫁に来て、他所から来たからこそわかる、伝えたい有田の魅力をガイドする柳川さん。勉強熱心で先輩ガイドからたくさん学び、豊富な知識と明るいキャラクターで終始にこやかにガイドしてくれます。

  • 人気のスポットであるトンバイ塀の前に置かれたベンチを案内する柳川さん

    「皆さんここに座って写真を撮られるんですよ!」と人気のスポットであるトンバイ塀の前に置かれたベンチを案内する柳川さん。

有田観光ガイドの会

所在地
西松浦郡有田町幸平1-1-1(有田観光協会内)
ガイド人数
22人
対応時間
9時から17時
※ガイドのお申込みは、1件につき2時間までとさせていただきます。
ガイド料金
(1時間あたり)
1人から5人:ガイド1人1500円
6人から15人:ガイド1人3000円
16人から30人:ガイド2人計5000円
31人から45人:ガイド3人計7000円
46人から60人:ガイド4人計8500円
※移動や施設入館にかかる料金は含まれません
※修学旅行のガイドは別途料金設定あり
※保護者同伴時の小学生以下のガイド料無料
受入人数
1人から上限なし
外国語対応
あり(英語)※要相談
予約受付時間
9時から17時
申込期限
個人旅行のお客様:案内日の3日前まで※土・日・祝を除く
旅行会社及び10名以上の団体旅行のお客様:案内日の1週間前まで※土・日・祝を除く
※有田陶器市、秋の有田陶磁器まつり期間中とその前後は予約集中のため受付不可の場合あり
お問い合わせ
TEL.0955-43-2121、FAX.0955-43-2100
WEBサイト(外部リンク)

「有田焼を学ぶ」コース

所要時間/約120分、駐車場/車移動あり

「有田の窯元巡り」コース

所要時間/約120分、駐車場/車移動あり

「ガイドと共にブラアリタ」コース

所要時間/約90分、駐車場/あり