伊万里市観光ボランティアガイドの会
佐賀鍋島藩の御用窯が置かれた大川内山を中心に地元ガイドと巡ります。大川内山は当時、藩窯の秘密が漏れるのを防ぐため、人の出入りも厳しく管理されており、そこから「秘窯の里」と呼ばれています。秘窯ならではの解明されていない部分もあり、訪れる方に伝えるために日々勉強をしているガイド独自の見解なども聞くことができ、歴史好き・焼物好きな方にはたまりません。
大川内山コース[所要時間/約70分から90分]
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1.磁器板の大河内山古地図
別名「秘窯の里」としても親しまれる大川内山。廃藩置県までは佐賀鍋島藩の御用窯が置かれており、藩の厳しい管理の元に作られたのが「鍋島」です。磁器製の当時の様子がわかる江戸時代の古地図の前で説明を受けてから、スタートです。
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2.伊万里・有田伝統産業会館①
鍋島藩御用窯で作られた鍋島をはじめ、貴重な古伊万里などが展示されています。こちらでは、最大80名まで同時に絵付け体験も行えます。(要予約)
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3.伊万里・有田伝統産業会館②
美しい絵付けの工程を見ることができるコーナーも。
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4.伊万里・有田伝統産業会館③
実際に献上されたものと同じ物が展示されています。
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5.伊万里・有田伝統産業会館④
伊万里鍋島焼窯元おかみ会の皆さんによるテーブルコーディネートの展示。この日は、「映画の中の食卓」というテーマで各窯元の展示が行われていました。こちらで作品を見てから、お買い物の参考にされるのもおすすめです。
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6.鍋島藩窯橋①
大川内山の入り口付近に架かる橋。両側にそれぞれ縁起の良い龍と鳳凰が描かれています。
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7.鍋島藩窯橋②
失敗して割ったり、壊れた焼物の破片を「ベンジャラ」と呼びます。鮮やかなベンジャラや伊万里焼の壺が飾られた橋は写真映え間違いなしです。
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8.めおとしの塔
陶工橋を渡ると、風もないのに白磁の風鈴の音が優雅に聴こえてきます。橋を渡る人にセンサーが反応し、音を出します。鍋島藩窯時代から焼物を叩いて音色で選別した「めおとし」の技を、先端技術で再現したものです。
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9.唐臼小屋①
鍋島藩窯時代はこの川畔に水車小屋が立ち並び、陶石を砕く音がこだましていました。水車小屋は昭和40年代初めに姿を消し、現在では唐臼小屋が再現されています。
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10.唐臼小屋②
陶石を細かく砕くため水の力を利用した大型の臼で、実際に大きな音を立てて動いています。
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11.陶工無縁塔
高麗人を始め、陶工の無縁墓標880余りを集めて、ピラミッド型にした供養塔です。
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12.旧関所跡
当時、藩窯の秘密が漏れるのを防ぐため、入り口に設けられた木戸を関所と呼んでいました。関係者以外の通行を禁止し、日用品の売買ですら関所で行われていたほど、厳重な警戒だったとか。
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13.大河内山
大川内山は狭い谷間に窯元や藩窯公園があり、散策や窯元巡りが楽しめます。
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14.登り窯
鍋島藩が献上の品を焼かせていたのぼり窯を再現したものです。現在では秋祭りの一つとして献上窯を窯元全員で焚き、献上儀式を行っています。
セールスポイント
- 地元の人間がおもてなしの心でガイドをしています
- 「伊万里に行って良かった。」と言っていただけるように心掛けています
- 自分たちも日々伊万里のことを勉強しながら、お客様に喜んでいただけるように、色んな情報をお伝えしています
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ガイドの会の会長を務める藤瀬さん。就職で県外に出るも、退職後伊万里に戻り、ボランティアガイドに。改めて自分の故郷について勉強して、訪れてくださる方に独自の視点も織り交ぜながらガイドします。
伊万里市観光ボランティアガイドの会
- 所在地
- 伊万里市伊万里町甲555-1(伊万里市陶器商家資料館丸駒内)
- ガイド人数
- 27人
- 対応時間
- 10時から16時
- ガイド料金
- 1名から5名まで1500円、6名から10名まで2000円、11名から20名まで3000円、21名から30名まで4000円、31名から50名まで5000円
※有料施設や駐車場などの費用は含まれません
- 受入人数
- 1人から50人まで
- 外国語対応
- あり(英語)※要相談
- 予約受付時間
- 9時から17時
- 申込期限
- 1週間前までに要予約(FAXにて)
- お問い合わせ
- TEL.0955-22-7934、FAX.0955-22-7934
大川内山コース
所要時間/約70分から90分、駐車場/あり(伊万里・有田焼伝統産業会館駐車場)
街なか観光コース
所要時間/約70分から90分、駐車場/ご相談ください
市街地・前田家住宅コース
所要時間/約30分から40分、駐車場/あり(前田家住宅前)