旅行に役立つ情報

1.旧唐津銀行①

明治45年(1912年)に竣工した旧唐津銀行本店は、東京駅を設計した唐津出身の辰野金吾が監修し、弟子の田中実が設計。赤煉瓦や白い御影石を使い、屋根の上の小塔やドームを王冠のように強調したデザインが特徴です。ヴィクトリア様式を日本風にアレンジした「辰野式」と呼ばれる様式で、銀行として平成９年(1997年)まで使われました。唐津市に寄贈された現在は、修復期間を経て一般開放されています。佐賀県指定重要文化財。

2.旧唐津銀行②

吹き抜けは、日の光を取り込むだけではなく、暴動が起きたときに２階から警備員が威嚇するためなんだとか。古い銀行の造りによく見られるそうです。

3.旧唐津銀行③

受付カウンターは最高級の欅の材で作った堅牢な木枠と、手びねりの鉄格子。この格子は、太平洋戦争中の金属供出により、一度は姿を消しました。このひねりのある仕様は復元に当たってかなりの技術を要したそうです。

4.旧唐津銀行④

辰野金吾の像、同じく唐津出身の建築家曾禰達蔵の像。

5.曳山展示場①

毎年11月2日から4日にかけて行われる唐津神社の秋祭「唐津くんち」で巡行する、現役の曳山を展示しています。現在、曳山展示場の建て替え工事のため、唐津市ふるさと会館アルピノに移転し、展示中。

6.曳山展示場②

現在の仮展示場では、2階からも曳山を眺めることができます。

7.曳山展示場③

唐津くんちの曳山行事は、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

8.唐津焼協同組合総合展示場①

参加窯元の作品を通年展示、販売。窯元ごとに違う、個性的な作品を一堂にご覧いただける展示場です。

9.唐津焼協同組合総合展示場②

四百年以上の歴史を誇り、古くから愛好家に親しまれてきた伝統工芸「唐津焼」。

10.唐津市ふるさと会館アルピノ①

唐津の定番のお土産や特産品はもちろん、地域の生産者さんの顔が見える商品も多数揃います。

11.唐津市ふるさと会館アルピノ②

佐賀県が舞台になっているアニメの影響で、「聖地巡礼」に訪れるアニメファンも。コラボグッズ等も販売されています。

12.中里太郎右衛門陶房①

旧唐津藩の御用窯を務めていた中里家の窯元。現在14代目。敷地の中に入ると、11代の作品である大迫力の達磨が目を引きます。

13.中里太郎右衛門陶房②

陳列館には、13代、14代の作品が展示されており、それぞれの作風を間近で堪能できます。

14.御茶盌窯記念館①

12代中里太郎右衛門（中里無庵）の旧宅を活用し、中里家によって蒐集された桃山時代の古唐津や唐津藩の御用窯で焼かれた献上唐津、歴代の太郎右衛門の代表作品などを展示公開する記念館です。

15.御茶盌窯記念館②

400年以上の歴史の中で移り変わってきた様々な唐津焼を中里家にゆかりのある作品を通じてご覧いただけます。

唐津よかばいガイドの会代表の神田さん。歴史だけではなく、そこに関わる“人の思い”を伝えるガイド。

日本近代建築の父、辰野金吾について説明する神田さん。像と腕を組んで、ちょっぴりお茶目な一面もあり、ほっこりします。