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メインビジュアル:佐賀牛と呼子のイカの活き造り

食べずには帰れない!佐賀の愛されグルメ

あそぼーさが編集部
2023年03月07日

玄界灘や有明海、佐賀平野など豊かな自然に恵まれる佐賀県は食材の宝庫。新鮮な食材を使い、お腹も心も満喫できるグルメは佐賀を旅する楽しみのひとつです。また、県民の食卓にも馴染み深い「ご当地グルメ」も見逃せません。佐賀を訪れた際には、地元ならではのグルメを思う存分楽しんでみてください。

佐賀牛(県内全域)

写真:佐賀牛
写真:佐賀牛

佐賀グルメの代表格「佐賀牛」は佐賀県が全国に誇る高級ブランド牛。佐賀県内で育てられた黒毛和種のなかから、日本食肉格付協会の定める、肉質等級4等級BMS7以上のものだけを「佐賀牛」と呼んでいます。この等級に満たないものは「佐賀産和牛」と呼びます。全国に150以上ある黒毛和種ブランド牛のなかでも最上位クラスの厳格な基準で管理されています。

柔らかい赤身の中にきめ細かいサシが入った霜降り肉は、視覚・聴覚・味覚・嗅覚の4感を思いっきり刺激する、佐賀が誇る贅沢の極みです。ステーキや焼肉、しゃぶしゃぶなど肉本来のおいしさを存分に感じられる調理法で味わうのがおすすめ。佐賀県内には佐賀牛を管理しているJAグループ佐賀直営のレストランをはじめ、さまざまな飲食店で佐賀牛を味わうことができます。

嬉野温泉湯どうふ(嬉野市)

写真:温泉湯どうふ
写真:温泉湯どうふのしゃぶしゃぶ

お湯につかるだけでツルツルすべすべの肌になると評判の嬉野市・嬉野温泉は、『日本三大美肌の湯』のひとつに数えられる名湯。とろりとしたぬめりのあるお湯は、ナトリウムを多く含む弱アルカリ性。この成分が角質化した皮膚をなめらかにします。

そんな嬉野温泉の名物グルメは「嬉野温泉湯どうふ」。その名の通り、嬉野温泉の良質な温泉水を使って調理する湯どうふです。温泉水に含まれるナトリウムやアルカリ成分の絶妙なバランスが豆腐のたんぱく質に作用し、煮込むうちにトロリとなめらかな食感へと変化をします。
白濁したまろやかなスープと一緒に口に入れれば、ほろりととろける豆腐はいくらでも食べられるほどのおいしさです。そのままでももちろん、ネギやカツオ節などの薬味を添えるのもおすすめ。野菜などの具材を入れた鍋料理や佐賀牛をくぐらせるしゃぶしゃぶなど、色んな食べ方が楽しめます。嬉野市内の旅館やお食事処でぜひ堪能してみてください。

「嬉野温泉湯どうふ」を楽しむならこちら

呼子のイカ(唐津市)

写真:イカの活き造り
写真:イカしゅうまい

佐賀県の北部に位置する唐津市呼子(よぶこ)町は、玄界灘に面する港町。対馬海流や黒潮の恩恵を受けた栄養たっぷりの漁場から、さまざまな海の幸が日々水揚げされています。なかでも呼子を代表する海産物は「イカ」。特に剣先(けんさき)イカは日本有数の産地として知られています。

多くの観光客がその味を求めて呼子を訪れる名物グルメは「イカの活造り」。町内には活イカを楽しめるイカの専門店が点在しており、その多くが呼子の海水を使った生簀を備え、イカにとってストレスの少ない環境を整えています。注文を受けると生簀からイカをすくい、手早く調理。透明なままでお皿に盛られた活造りは、コリコリとした食感と甘味が特徴です。新鮮そのもので“一度食べると忘れられない”と言われるほどのおいしさ。
活造りを楽しんだあとのゲソの天ぷらや塩焼きも、イカを余すことなく味わえるお料理のひとつです。また、ふんわりプリッとした食感の「いかしゅうまい」も活造りと肩を並べる人気のメニューです。
呼子で楽しめるイカは4~5種類ほどあり、季節によって種類が変わり、一年を通しておいしいイカを味わうことができます。

竹崎かに&カキ(太良町)

写真:竹崎かに
写真:竹崎カキ

有明海を眺めながらお湯に浸かれる「たら竹崎温泉」で知られる太良町。温泉と併せて楽しみたい名物グルメも豊富で、そのひとつは「竹崎かに」です。
全国的にはワタリガニとして知られるかにですが、太良町竹崎地区近海で獲れるものは竹崎かにと呼ばれます。有明海の干満の差でできる広大な干潟に棲むプランクトンや小動物は、干潟の上で日光を浴び、食べ物をおいしくするといわれる遠赤外線を吸収。それらをエサにして育つため、竹崎かには各段においしいくなります。また、竹崎かには一年中いつでもおいしく食べられるかにとしても有名で、「夏かに」は弾力のある身に甘い味噌、「冬かに」は濃厚な内子が美味です。町内のホテルや旅館、レストランで塩ゆではもちろん、天ぷらやみそ汁、雑炊などさまざまな調理法で竹崎かにを提供しています。

もうひとつは「竹崎カキ」です。冬の味覚を代表する竹崎カキは、有明海の豊富なプランクトンで育ったクリーミーでうまみたっぷりの味わいが特徴。身の部分の水分が少なく、焼いた時に身が縮みにくいため、カキ本来の味を濃く感じられます。竹崎カキを味わうなら、獲れたてのカキをセルフで焼いて楽しむ「カキ小屋」がおすすめ。太良町はカキ小屋発祥の地と言われ、冬になると有明海を望む国道207号沿いのカキ小屋には多くの人が訪れます。竹崎かにや竹崎カキ、そのほかの海産物を炭火で焼いてほおばる至福の時を楽しみましょう。

「竹崎かに&カキ」を楽しむならこちら

佐賀県民にも愛され続けているご当地グルメ!

佐賀県の人々に日常的に親しまれている、気軽でおいしいご当地グルメもぜひ味わってもらいたい逸品揃い。ランチや小腹が空いた時にいかがでしょうか。

佐賀シシリアンライス(佐賀市)

写真:シシリアンライス

「佐賀シシリアンライス」は佐賀市で親しまれているご当地グルメです。昭和50年頃、飲食店のまかない料理として誕生し、その後、佐賀市内の喫茶店のメニューや家庭料理として広まったと言われています。名前の由来は諸説ありますが、当時流行していた映画「ゴッドファーザー」のロケ地であるシチリア島に由来するというのが有力だそう。プレートを彩る緑・白・赤の色合いがイタリアを思わせますね。

温かいごはんの上にレタスやトマトなどの生野菜と甘辛く炒めた肉と玉ネギをのせ、仕上げにマヨネーズをかけたものが佐賀シシリアンライスの基本です。肉は牛や豚、鶏など店舗によってさまざま。佐賀牛や三瀬鶏などのブランド肉、イノシシ肉を使用する店もあります。現在、佐賀市内の約40店舗がそれぞれの個性や工夫が光る一皿を提供しており、食べ比べてみるのも楽しみ方のひとつです。

「シシリアンライス」を楽しむならこちら

からつバーガー(唐津市)

写真:からつバーガー包み紙
写真:からつバーガー

唐津ドライブの立ち寄りスポットとして欠かせない場所が1961(昭和36)年創業の老舗「からつバーガー」です。唐津湾沿いに広がる日本三大松原のひとつ「虹の松原」を通り抜ける道沿いのマイクロバスで営業しており、連日多くの人で賑わっています。

写真:からつバーガーを販売するマイクロバス
写真:松原を背景にしたからつバーガーの看板

香ばしいバンズに挟まれるのは、注文してから仕上げ焼きをするジューシーなパティや創業からの味を守り続けるデミグラスソースなど。すべて自家製にこだわっているのがおいしさの秘訣です。ハムやエッグが入った、看板メニューの「スペシャルバーガー」や、チーズがとろける「チーズバーガー」などさまざまなバーガーを開放的なロケーションで楽しんでみてください。

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あそぼーさが編集部

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    あやか

    佐賀生まれ、理系大学生!食べることやお出かけが好きで、Instagramで佐賀の美味しい情報を毎日発信中。趣味はヨガ、好きな食べ物はプリンとお寿司。ライター初挑戦中ですが、私の記事が佐賀を知る、より好きになるきっかけになれたら嬉しいです!

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    池松晃弘

    佐賀って実はディープ!知れば知るほどハマる魅力的なスポットと楽しみ方をお届け!
    神奈川県出身、九州を拠点に活動するフリーライター。28歳で福岡へ移住。瞑想が趣味なので、マインドフルネスになれるスポットをご紹介します。

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    柴田愛梨

    愛知県岡崎市出身。お試し移住などを体験し、佐賀の虜に。
    現在は海の近く唐津市に拠点を置き、フリーランスで活動中。歴史、やきもの、温泉、おいしい食べ物…そして人の温かさ。佐賀の魅力は数え切れないほど。楽しみながら魅力発信をしていきます!

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    佐賀との県境で育った福岡県在住ライター。虫嫌いで運動音痴なのにキャンプ、サイクリング好き、休日は幼い娘と公園&食べ歩き。私の愛する佐賀は、佐賀平野の田畑を走る神埼北茂安線の風景。小麦畑、水田、収穫後の地平線と、季節ごとの変化がたまりません。

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    中島丈晴

    佐賀を訪れる人は街や町、スポットを創り上げる人々とそこに至るストーリーに共感されているのではと感じています。
    『佐賀経済新聞』運営や『佐賀バルーンフェスタ』広報等を担う中でふと気づく、佐賀の人やスポットのストーリーをお伝えしていきます。

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    佐賀県神埼市出身。趣味は、新店めぐり、山登り、映画&ドラマロケ地巡礼。神埼そうめん、北方ちゃんぽん、日ノ隈山山頂からの田園風景が大好き。佐賀の温かい人々との出会いを大切に、地元の魅力を再発見・新発掘できる旅を提案します!

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    広い空、新鮮な食材、おいしい空気。佐賀はどこを訪れても元気をもらえます。佐賀生まれ、佐賀育ちのフリーライター。海外取材のときは、必ず佐賀の米と佐賀海苔をスーツケースに詰めていきます。一番かわいいと思う生き物は有明海に生息するムツゴロウです。

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