眼下に虹の松原と唐津湾が広がる唐津随一の絶景スポットです。松浦佐用姫伝説の舞台としても知られ、恋人の船出をこの鏡山の山頂から領布（ひれ／古代の女性が方にかけていた飾り布）を振って惜しんだと言われています。駐車場から展望台までは徒歩数分。山頂の広場は桜やツツジの名所でもあります。

（１枚目：佐賀県観光ガイド さがじまんより掲載）

長さ4.5kmに渡って約100万本の松林が続く『虹の松原』。初代唐津藩主の寺沢広高が田畑を守るため防風・防潮林として植えたのが始まりと言われています。日本三大松原のひとつに数えられる景勝地で、松原の中には遊歩道も整備され、森林浴をしながらウォーキングを楽しむこともできます。

豊臣秀吉の家臣 寺沢広高が1602年から7年をかけて築城した『唐津城』。館内は、藩政時代の史料と唐津の近代までの歴史が展示され、お土産コーナーも充実しています。最上階の展望フロアからはぐるり360°の絶景が！天守閣までは石段（231段）かエレベーター（100円）を利用して登ることができます。

可愛らしいフォルムに優しい甘さのこし餡、香ばしいカステラ生地に包まれた『大原松露饅頭』は、唐津銘菓の代表格。熟練の職人が一つひとつ手作りで作る製法は創業時から変わらないそうです。勇壮な唐津くんちの包装箱は、お土産にも最適。毎朝、焼きたてが届く10時頃が狙い目⁉

唐津でお土産選びに困ったら、唐津駅すぐの『ふるさと会館アルピノ』に来てみましょう。唐津を代表する和菓子や羊羹、海産物、地酒、雑貨、唐津くんちグッズまで、ありとあらゆるお土産がこちらで揃います。カフェコーナーも併設されているので、ちょっと一休みもできますよ。

400年の歴史があり「一楽、二萩、三唐津」と言われるように、古くから愛好家に親しまれてきた唐津焼。『ふるさと会館アルピノ』2階では、組合に参画する12の窯元の作品を展示、販売しています。同じ唐津焼でも、窯ごとに個性があり魅力もそれぞれ。予約をすれば唐津焼の絵付け体験もできます。

唐津くんちで使われる14台の曳山が並んだ展示場。左手前の一番古い「赤獅子」が作られたのは1819年、2022年には34年ぶりの総修復が行われました。現在は曳山展示場建て替えのため、アルピノ旧多目的ホールに一時展示され、ガラス越しでもその造形美と迫力が伝わります。

江戸時代に漁師と農家が物々交換をしていたことが始まりとされる『呼子朝市』。朝市通りの露天にはイカの一夜干しや干物、サザエの壺焼きなどが並びます。休みは元旦だけという働き者のおばちゃん達との会話も楽しく、ついつい買い込んでしまうことも。朝市通りが活気づく9時〜9時30分頃がおすすめです。

（4枚目：佐賀県観光ガイド さがじまんより掲載）

江戸時代に鯨組主として巨万の富を築いた中尾家の屋敷を公開、明治時代まで続いた捕鯨の貴重な資料が展示されています。当時は、「鯨一本捕れれば七里浮かぶ」と言われ、鯨一頭で7つの集落を潤すことができるほどだったそうです。一昔前の活気溢れる呼子を感じることができる施設です。

豊臣秀吉の文禄・慶長の役に際し出兵拠点となった巨大都市、名護屋。こちらの博物館では、名護屋城の時代を中心に、日本列島と朝鮮半島の交流の歴史をわかりやすい資料と共に紹介、展示しています。2022年に復元された桃山文化の象徴とも言える豪華な『黄金の茶室』も間近で見ることができます。

呼子イカの活き造りは唐津を代表する海の幸。生簀からあげたイカは、職人の手でわずか60秒でさばかれ、客席へと運ばれます。透き通った身は鮮度の証、コリコリとした歯ごたえと甘み、旨味もたっぷり。ゲソは塩焼きか天ぷらにしていただくことができます。（イカは季節によって変わります）