グッドデザイン賞を受賞したおしゃれな図書館。曲線が印象的な館内には書店やカフェを備え、旅人も利用できる“憩いの空間”としての顔も持っています。武雄生まれのアイテムなどが並ぶグッズ販売コーナーも。また、隣には「こども図書館」があり、木の温もりあふれる空間で絵本を読んで過ごすこともできます。

長寿の神こと、武内宿禰（たけしうちのすくね）をはじめ、武雄大明神といわれる5柱を祀ります。本殿とともに、境内の奥に鎮座する樹齢3000年の大楠への参拝も欠かせません。森の中でひと際存在感を放つ御神木はパワーに満ちあふれています。また、もう一つの御神木、夫婦檜に人や仕事などとの“縁”を結ぶこともお忘れなく。

朱塗りの楼門をくぐった先に3つの浴場があります。その一つ、殿様湯は、その名の通り、江戸時代に鍋島の殿様専用として造られたお風呂で、万が一襲われた際、敵が刀をふれないよう天井が低く、廊下が狭くなっているなど工夫がみられます。現在は貸切風呂として利用でき、総大理石造りの浴槽にあふれる名湯が独占できます。

1300年の歴史をもつ武雄温泉。透明でやわらかな湯は弱アルカリ性の単純温泉で、保湿性にすぐれる美肌の湯として評判です。温泉旅館は、武雄温泉楼門から伸びる温泉通り沿いをはじめ、市内に20軒ほどが点在しています。旅館からリゾートホテル、ビジネスホテル、ユースホテルまで揃っています。

足立美術館をはじめ、国内外300以上の庭園を手がけた中根金作による池泉回遊式日本庭園が慧洲園です。そんな贅沢な日本庭園を庭にもつ陽光美術館では、中国陶磁器を年3〜4回の企画展で楽しめます。やきものの町、武雄ならではの陶片を使ったアクセサリー作りも人気。色も形もさまざまな陶片をくっつけるだけのお手軽体験です。

老舗米穀店が営む食事処。主役はモチモチとしたかまど炊きご飯です。曜日ごとで品種が異なりますが、すべて佐賀県産米。杵と石臼で5時間かけて精米し、2日間熟成させたご飯は感動のおいしさ。豚肉と大葉、チーズを重ねたミルフィーユカツの御膳（1,870円）をはじめ、ご飯が進むメニューが揃います。お米1kg390円から販売も。

お茶の歴史や製法が学べ、おいしいお茶が味わえる資料館。茶摘みや釜炒り体験など、茶どころ嬉野ならではの貴重な体験もあります（要予約）。人気は日本茶インストラクターによるお茶の淹れ方教室（300円）。茶葉の量や湯の温度などちょっとしたコツでいつものお茶が極上の一杯に早変わり！日常に使えるポイントがいっぱいです。

創業120余年、茶葉栽培から販売まで一貫して行う茶舗。坪庭が望める喫茶スペースでお茶ジェラート（シングル385円〜）を味わいましょう。おすすめは、珍しい「煎茶」。味がでにくい？という勝手な心配をよそにお茶の香りと味わいが口いっぱいに広がります。茶葉を贅沢に使い、毎日丁寧に手作りしているからこその味わいです。

嬉野の湯は、余分な皮脂や汚れを落として潤いを与えてくれる、シャンプー&リンスのような働きをするといわれています。トロトロとした浴感で湯上がり肌がしっとり潤うと評判です。そんな名湯はお泊まりして存分に楽しみましょう。嬉野には価格帯も風情も異なるバラエティーに富んだお宿があちこちにあります。

温泉街の中心部に鎮座する神社で、主祭神は竜宮城の乙姫様としても有名な豊玉姫命（トヨタマヒメ）。美肌の持ち主であったことから「美肌の神様」として親しまれています。また、姫の遣いである“白なまず”も肌の病にご利益があるとか。まずは温泉水が湧く御手水で清め、白いなまず様に水かけ祈願。最後に本殿に参拝しましょう。

肥前吉田焼の新鋭ブランド「224porcelain」のアイテムが揃います。伝統技法を踏襲しながら遊びごころを散りばめた作品に、笑顔になれたり、感心したり。ドーナツ型箸置き「Donut」、フルーツモチーフのデフューザー「Fragrance fruit」、茶師と共同開発したカップ「plump」など、人気シリーズが目白押しです。

嬉野の人気宿「旅館 吉田屋」が手がけるカフェ。白を基調とした空間でフレンチスタイルのランチやスイーツが味わえます。佐賀のご当地グルメ、シシリアンライスが楽しめるプレートランチも（1,540円）。佐賀県産和牛や野菜など地元食材たっぷり、温泉卵トッピングが「嬉箱」流です。全国から厳選したセレクトショップも併設。