城型展望所からは眼下に広がる三つの小高い丘陵が見えます。
一番大きな丘陵が須(す)古(こ)城跡です。
戦国時代、須古城は周辺を治めた在地領主平井氏の居城であり、難攻不落を誇りました。
須古城をめぐって、戦国時代末期に急速に勢力を拡大させた肥前の戦国大名龍造寺隆信(たかのぶ)は、城主の平井経(つね)治(はる)と四度に渡り激戦を繰り広げ、遂に平井氏を滅亡させました。
須古城を手に入れた龍造寺隆信は、大規模な改修を行いました。現在でも隆信時代の石積み等が残り、往時を忍ぶことができます。
龍造寺隆信は、その後島原へ出撃しますが有馬・島津の連合軍に沖田畷(おきたなわて)の戦いで敗れ戦死します。
江戸時代の鍋島藩政下において、龍造寺隆信の異母弟信(のぶ)周(かね)を初代とする須古鍋島家が邑(ゆう)主(しゅ)として明治に至るまで須古一帯を治めました。
悠久の歴史を一望できるこの場所に建つ城型展望台には、須古鍋島家の家紋である「花(はな)杏(ぎょう)葉(よう)紋(もん)」を屋根に配しています。
この展望所は杵島山の高峰犬山岳(標高三四二米)の頂上に立っています。この山の名に因んで肥前犬山城展望所と名付けました。
四季折々に姿を変える広大な佐賀平野と干満の差日本一の有明海が一望できる絶景の地であります。
- 所在地
- 〒849-1104 佐賀県杵島郡白石町大字堤
- 駐車場
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場所:敷地内
台数:マイクロバス:2台(無料)/普通車:56台(無料)/身障者用:2台(無料)
- アクセス
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車:長崎自動車道武雄北方インターチェンジから車で20分
JR:JR長崎本線肥前白石駅からタクシーで10分
- お問い合わせ先
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白石町役場商工観光課観光係
TEL:0952-84-7123
- 備考
- 駐車場に屋外トイレあり(バリアフリー非対応)
変更になっている場合がございますので、お出かけの際は直接お問い合わせください。
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