志田焼とは、肥前の国鍋島藩、本藩領の志田東山と支藩蓮池領の志田西山、いわゆる有田大外山の二つの窯場で焼かれたものをいいます。当地区では18世紀半ば頃から天草陶石による磁器の焼成を開始、全盛期は文化年間以降で、東西5つの登り窯により大中小の染付皿が大量に生産されました。幕末期の鍋島藩全皿山で志田染付皿の占める割合は過半数にも及び、佐賀県窯業史上重要な役割を果たしていました。
志田焼は昭和59年に全ての窯が閉鎖され、現在は作られておりません。窯業史における重要な資料を当館にて保管、展示いたしております。また、人間国宝や日展作家の代表的な作品の展示や、有名な安藤広重の浮世絵「東海道五十三次」を写した額皿(45cmの大皿55枚)の展示もあり、見るものに感動を与えます。
当館所蔵物及び志田の蔵(焼物用倉庫群・現在はやきもの・和雑貨「志田の蔵」店舗として利用)は近代化産業遺産に認定されています。尚、関連施設として隣接する「志田焼の里博物館」は、弊社(志田陶磁器株式会社)の旧工場であり、平成28年に「日本磁器のふるさと 肥前」の構成文化財として日本遺産にも認定されました。
当社店舗、やきもの・和雑貨「志田の蔵」では、地元志田焼、吉田焼はもちろんのこと、県内外の焼物を一堂に揃えております。焼物は問屋ならではの品揃えと価格が魅力。お土産やかわいい雑貨も豊富に取り扱っております。季節ごとのイベントも行っておりますので是非チェックしてみてください。
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 年末年始及びお盆の時期
- 所在地
- 〒849-1402 佐賀県嬉野市塩田町久間乙3242-3
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり 無料(普通車30台、大型バス5台)
- アクセス
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車:武雄北方I.Cから車で約10分 嬉野I.Cから車で約25分
JR:JR長崎本線武雄温泉駅から祐徳バス鹿島祐徳行き乗車、「西山」バス停下車すぐ
- お問い合わせ先
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志田陶磁器株式会社(志田焼資料館)
TEL:0954-66-2202
志田陶磁器株式会社(外部リンク)
変更になっている場合がございますので、お出かけの際は直接お問い合わせください。
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