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写真:露天風呂

佐賀は名湯ぞろい! 温泉街散策&美肌の湯でまったり時間♪

あそぼーさが編集部
2023年03月07日

佐賀県には、いつの時代も土地の文化とともに愛されてきた名湯があります。旅人の心身を癒してきた温泉郷を、楽しく散策しながら巡ってみませんか。

4つの温泉記事はこちらから♪

嬉野温泉(嬉野市)

■とろ~り、うれしい美肌の湯。銘茶とともに楽しもう!

日本書記にも登場する神巧皇后が、西征の帰途に温泉で傷を癒し「あな、うれしや」と感嘆したことが地名の由来。とろりと滑らかな湯は「日本三大美肌の湯」として高い知名度を誇っています。おしゃれなカフェや温泉では、名産・嬉野茶の新しい楽しみ方を提案。古い歴史と新しい魅力を併せ持つエリアです。

 

「湯遊嬉野チケット」を使ってみました!

写真:湯遊嬉野チケット

 家族やグループで日帰り入浴を楽しみたい方や、美肌の湯に何度も浸かりたい!という嬉野温泉ファンにおすすめしたいのが、「湯遊嬉野チケット」。シーボルトの湯や旅館の立ち寄り温泉施設など、全18ヶ所利用できます。各利用施設で入浴1回につき1個のスタンプをもらうことができ、10個貯まると素敵なプレゼントも!嬉野温泉観光協会内の自転車貸出サービス「観チャリ」を利用して、嬉野温泉街を効率よく巡ってみてはいかが?

<湯遊嬉野チケット>

金額:1,500円(12枚綴り、チケット加盟店のみ利用可、有効期限1年)
販売場所:嬉野温泉観光協会案内所、交流センター、大正屋、シーボルトの湯
お問合せ先:0954-43-0137(嬉野温泉観光協会)

☛事前購入はこちら『VISIT佐賀県』

茶心の宿 和楽園

写真:和楽園外観
写真:和楽園

艶めく呂色(※)の外観が印象的な「茶心の宿 和楽園」では、嬉野茶を「飲む」「食べる」「浴びる」という3つの方法で楽しむ、独自の体験を提案しています。嬉野茶エキスがたっぷりの「茶風呂」や、全てに嬉野茶を使用した会席料理で、嬉野が誇る温泉と茶を堪能しましょう。しっとり落ち着いた格天井のロビーには、新進気鋭の茶農家・松田二郎さんによる「CHAYA JIRO」のショップも併設。奥深い茶の世界に触れてみては。

※呂色(ろいろ)とは黒漆の濡れたような深く美しい黒色のことです。

写真:和楽園露天風呂
写真:和楽園内湯

風情ある日本庭園をのぞむ大浴場。露天茶風呂「緑泉」には、石でできた大きな急須が据えられており、毎朝「湯守人」によってたっぷりの嬉野茶が注がれます。自由に使える嬉野茶ティーパックも用意されており、利用者自らが湯に浸かりつつ、茶エキスを加えることも可能。湯上りには水出し嬉野茶のサービスもあり、ふくよかな香りと甘さにさらに癒されます。

<茶心の宿 和楽園>

住 所:佐賀県嬉野市嬉野町下野甲33(リンクをクリックするとマップが開きます)
電 話:0954-43-3181
営業時間:11時から20時(火曜15時から)
定 休 日 :なし
駐 車 場 :あり
金 額:日帰り湯 大人1,000円、小学生500円
※嬉野温泉「湯遊嬉野温泉チケット」利用の場合、大人チケット6枚
ホームページ: 茶心の宿 和楽園(外部リンク)

■もっともっと!嬉野時間

湯宿広場(ゆしゅくひろば)

写真:湯宿広場
写真提供:嬉野市
写真:湯宿広場
写真提供:嬉野市

人気公衆浴場「シーボルトの湯」から徒歩3分の場所にある、足湯と足蒸し湯が楽しめる広場。

全国的にも珍しい足蒸し湯は、特殊な技術で高温のナノミストにした嬉野温泉の蒸気で足を温めます。足を穴に入れて箱をかぶせ、10分から15分すると全身ぽかぽかに。隙間から蒸気が逃げないようにタオルなどで塞ぐとより効果的です。足湯は車いすに座ったまま浸かることができ、足蒸し湯は手すり付き。誰もが気軽に利用できます。

<嬉野温泉 湯宿広場>

住所:佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙2185(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-42-3310(嬉野市役所 観光商工課)
営業時間:8時から23時、足蒸し湯 9時から20時
定 休 日 :なし
料金:無料
駐車場: 6台
ホームページ: 嬉野温泉 湯宿広場(嬉野市)(外部リンク)

 ■お風呂上がりはおいしい時間(嬉野温泉街散策)

湯宿広場

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新八寿司

写真:新八寿司
写真:店内の様子

嬉野温泉通りにある創業60年の寿司店で、嬉野名物「温泉湯どうふ」をいただくことができます。白菜の入ったふわふわの湯どうふを引き立てるのは、かつおダシとゴマが香る甘めの特製タレ。豆腐が溶け出したとろみあるスープで割れば、飲み干したくなる優しい味です。

人気の「にぎりと温泉湯どうふセット(1,300円)」(※提供は15:00まで)は、にぎり5貫、巻物3貫付き。寿司職人歴35年の大将が握る、穴子、マグロ、エンガワなどをお得に楽しめます。一品料理も充実しており、佐賀県産のおいしい日本酒と共にどうぞ!

<新八寿司>

住所:佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙2285(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-43-2128
営業時間:11時から22時(21時30分ラストオーダー)
定 休 日 :火曜日
駐 車 場: 10台
Facebook: 新八寿司(外部リンク)

café & shop kihaco「嬉箱」

写真:café & shop kihaco「嬉箱」の外観
写真:café & shop kihaco「嬉箱」の店内

創業90余年の歴史を持つ「旅館吉田屋」がプロデュースした、嬉野川沿いのショップ。

フレンチレストランと雑貨店で構成されたオシャレで開放的な空間です。店内には嬉野茶や地元の工芸品、オリジナルのアパレル製品などがセンス良く並び、レストランでは佐賀県産食材がふんだんに使われたランチやデザートが味わえます。

写真:嬉野茶パフェ
写真:吉田屋オリジナルのお茶

国内外で修行を積んだ藤川勇太さんが料理長を務めるレストランでは、嬉野産西洋野菜や嬉野茶を使った本格フレンチが味わえます。14時からのデザートタイムでは、嬉野茶のおいしさをブラウニー、チュイール、ムースなど欲張りに楽しめる「嬉野茶パフェ」(ドリンク付き1,100円)をぜひ。甘さ控えめで濃厚な抹茶シロップをかけると、より深みのある大人の味わいに。お土産には、吉田屋オリジナルのお茶(和紅茶やフレーバーティーなど全10種類、各864円)やフィナンシェ「嬉菓」(5個918円)がおすすめです。

Restaurant Cafe & Shop kihaco 嬉箱

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<café & shop kihaco「嬉箱」>

住所:佐賀県嬉野市嬉野町岩屋川内甲382(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-42-0178
営業時間:ショップ 9時30分から20時、カフェ 10時から11時、ランチ 11時から14時 ラストオーダー、デザート 14時から20時(19時30分ラストオーダー)
定 休 日 :なし
駐 車 場 :あり 
ホームページ: café&shop kihaco「嬉箱」(外部リンク)

 ■おすすめ!嬉野温泉パワースポット

豊玉姫神社(とよたまひめじんじゃ)

写真:豊玉姫神社

美しい「なまず様」が鎮座するパワースポット。

豊玉姫とは古事記に登場する海神・ワタツミの娘で、竜宮城に住む乙姫様のモデルでもあります。この豊玉姫神社の遣いであった「白なまず」が美肌の湯・嬉野温泉の地で信仰の対象となり、現在、あらゆる肌の悩みを癒してくれる神様としてまつられています。

写真:豊玉姫神社
写真:豊玉姫神社

まずは、なまず様のいる「なまず舎」手前で身を清めましょう。この手水舎の水は、実は嬉野温泉の温泉水。さすが美肌祈願の神社です。「なまず舎」では、心穏やかに二礼・二拍手・一礼をして肌にまつわる祈願をした後、滑らかな白磁の御神体に水を掛けて最後に一礼。キラキラと輝くなまず様が、きっと願いを叶えてくれますよ。

豊玉姫神社

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<豊玉姫神社>

住所:佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙2231-2(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:094-43-0137(嬉野温泉観光協会)
駐 車 場 : 2台
ホームページ: 豊玉姫神社(外部リンク)

 ■嬉野温泉の観光情報はこちら

武雄温泉(武雄市)

■まるで竜宮城!多くの偉人が浸かった歴史ある温泉
写真:武雄温泉
写真提供:武雄温泉株式会社

朱色に輝く国の重要文化財「武雄温泉楼門」が町のシンボル。

竜宮城を思わせる美しい景観と1,300年もの歴史を持つ美肌の湯を楽しめる温泉地です。現在使用されている温泉施設としては日本最古の「元湯」や、領主の武雄鍋島氏専用の総大理石など、温泉好きなら必ず入っておきたい公衆浴場があります。

武雄温泉 元湯・蓬莱湯・鷺乃湯・殿様湯

写真:内風呂の様子
写真提供:武雄温泉株式会社
写真:内風呂の様子
写真提供:武雄温泉株式会社

1,300年前の歴史書「肥前風土記」にも登場する武雄温泉。古くから美人の湯が湧く温泉地として名を馳せ、江戸時代には、宮本武蔵やシーボルト、伊達政宗や伊能忠敬などの歴史上の偉人が多く浸かったとか。楼門近くには「元湯」「蓬莱湯」「鷺乃湯」3つの大衆浴場があり、中でも明治9年に建築された「元湯」は、現在使用されている日本最古の温泉施設として有名です。「鷺乃湯」には露天風呂とサウナが付いています。

<武雄温泉 元湯・蓬莱湯・鷺乃湯>

営業時間:元湯、鷺乃湯 6時30分から24時、蓬莱湯 6時30分から21時30分
※各施設終了1時間前まで受付
金額:元湯、鷺乃湯 450円、3才から小学生220円

鷺乃湯 680円、3才から小学生340円

武雄温泉 元湯

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写真:武雄温泉
写真提供:武雄温泉株式会社

江戸時代中期、武雄領主の鍋島氏専用の風呂として造られた総大理石風呂「殿様湯」は、現在貸切風呂として利用できます。4畳半と3畳の控室が用意されているので、家族連れにも人気。贅沢な空間を独り占め!

※殿様湯は予約制ではないため、利用状況の確認をお願いします。

<武雄温泉 殿様湯>

営業時間:10時から23時
金 額:土・日・祝 3,800円、平日 3,300円

武雄温泉 殿様湯

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写真:武雄温泉
写真提供:武雄温泉株式会社
写真:入泉兼の販売機

武雄温泉の公衆浴場や殿様風呂を利用するなら、まずは楼門をくぐってすぐにある入泉券販売所へ。その日の湯温が確認できます。元湯は「あつ湯」と「ぬる湯」2つの浴槽が隣り合っており、地元の人が好むには約45.5度から44度の「あつ湯」なんだとか。初心者は約43度から42度の「ぬる湯」から挑戦するのがおすすめです。

<武雄温泉 大衆浴場>

住所:佐賀県武雄市武雄町武雄7425(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-23-2001
駐 車 場 :あり
ホームページ:武雄温泉(外部リンク)

■もっともっと武雄時間

武雄市図書館・歴史資料館 武雄市子ども図書館

写真:武雄市図書館
写真:武雄市図書館

雑誌や本の販売、カフェの併設など、画期的なサービスを取り入れた新しいスタイルの図書館。

館内は明るく開放的で、お茶をしながら読書を楽しむことができます。25万冊という蔵書のほとんどが目に触れる場所に並べられているというのもユニーク。まるで本の森に迷いこんだような新しい読書体験ができそうです。おしゃれなセレクトのお土産コーナーもぜひチェックを。併設の「歴史資料館」では定期的に企画展が開催されます。

写真:武雄市こども図書館
写真:武雄市こども図書館

「武雄市こども図書館」には、自由に腰をかけたり寝転がったりして本を読める「えほんの山」や、子どものサイズに作られた「ひみつのへや」といった子どもも大人もワクワクする空間が広がっています。2階のフードコート「九州パンケーキカフェ」では、九州素材を使った軽食を提供。食事しながら読書や勉強、仕事ができるとあって、子どもだけでなく、家族や学生たちの憩いの場となっています。

<武雄市図書館・歴史資料館、武雄市こども図書館>

住所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄5304-1(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-20-0222
営業時間:9時から21時
定 休 日 :無休
駐 車 場 :あり
ホームページ:武雄市図書館・歴史資料館(外部リンク)

武雄市図書館・歴史資料館

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TKB AWARDS

写真:TKB AWADS

武雄のブランド豚「若楠ポーク」と国産牛肉をブレンドした肉厚パテが楽しめる「武雄バーガー」や、揚げたての「若楠ポーク」カツとキャベツの食感がたまらない「若楠ロースカツバーガー」などが人気のハンバーガーショップ。写真は定番の武雄バーガーにチーズが入った1番人気の「チーズバーガー」(620円)です。

写真:TKB AWADS店内の様子
写真:TKB AWADSの看板

地元精肉店の息子さんがオーナーを務めているだけあって、風味豊かな特注バンズ、フルーティーなオリジナルソースで肉の旨味をガツンと引き立てた、肉のプロならではのメニューがずらり!人工芝が敷かれたおしゃれな店内は、小さい子ども連れでもくつろげそうです。ロコモコ、ナチョス、ジャークチキンなど国際色豊かなメニューも充実。夜はダイナーとしても利用できます。

<TKB AWARDS>

住所:佐賀県武雄市武雄町大字富岡7811-5 かめやビルA号(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:080-3958-3411
営業時間:11時から15時、18時から20時(金曜日から土曜日の夜は22時まで)、日曜 11時から15時
定 休 日 :月曜
駐 車 場 :あり
ホームページ:TKB AWARDS(Instagram)

武雄温泉物産館

写真:武雄温泉物産館
写真:武雄温泉物産館

地元の生鮮食品や銘菓、雑貨などを幅広くそろえ、さらに食堂、観光案内所まで併設した「武雄温泉物産館」。

幅広い商品ラインアップの中でも最も注目したいのが、旬の食材を使用したヘルシースイーツです。「いちごさんフラペチーノ」(ソフトクリーム付き500円)は、佐賀県産イチゴ「いちごさん」を一番おいしい時季にシャーベットに加工し、甘酸っぱいドリンクに仕上げた一品。武雄産の高オレイン酸大豆「佐大H01号」を使用したパウンドケーキ(598円)やシャーベット、チーズタルト(189円)など、おいしさはもちろん美容と健康を意識した商品が充実しています。地元のお母さんたちが活躍する食堂「おっ母さんの一膳めし」も大人気。武雄愛溢れるスタッフが元気に迎えてくれますよ!

<武雄温泉物産館>

住所:佐賀県武雄市武雄町大字昭和805(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-22-4597
営業時間:8時30分から17時
定 休 日 :無休
駐 車 場 :あり
ホームページ:武雄温泉物産館(外部リンク)

武雄温泉物産館

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喫茶と雑貨のお店 中村屋

写真: 中村屋のデザート
写真:喫茶と雑貨のお店 中村屋

武雄温泉通り商店街にある、創業50年のレトロな喫茶店。

武雄焼の美しい器で楽しむコーヒー(400円)や、カンボジア風グリーンカレー(800円)、薬膳デトックスカレー(800円)などが人気です。ノスタルジックな店内には、地元作家による作品を展示販売するコーナーも。イチオシは、オーナーの娘さんが薬膳の知識を活かして開発した「食べる薬膳スムージー」(850円)。さまざまな効能が期待できる、フルーティーで濃厚な味わいのデザートスムージーです。テイクアウトOKなので、温泉街散策のお供にどうぞ。

<喫茶と雑貨のお店 中村屋>

住所:佐賀県武雄市武雄町武雄7266(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-23-1678
営業時間:10時から19時
定 休 日 :不定休
駐 車 場 :2台
ホームページ:喫茶と雑貨のお店 中村屋(外部リンク)

 ■おすすめ!武雄温泉パワーツアー

武雄温泉楼門干支見学

写真:武雄温泉楼門

竜宮城を連想させる鮮やかな色彩と形。蓬莱山を背にそびえる武雄のシンボル「武雄温泉楼門」が、東京駅を設計したことでも知られる日本近代建築の父・辰野金吾(たつのきんご)による設計で大正4(1915)年4月12日に完成した国の重要文化財です。

写真:武雄温泉楼門干支
写真:武雄温泉楼門干支
写真:武雄温泉楼門干支
写真:武雄温泉楼門干支

2013年の保全修理工事の際、この楼門から東京駅南北ドームの天井を飾る干支のレリーフに欠けていた「子」「卯」「午」「酉」の四干支の彫り絵が発見されました。東京駅に足りないレリーフがなぜ武雄温泉楼門に!?この謎は、毎週火曜日以外の9時~10時に開催されている観光ボランティアガイド付き「武雄温泉楼門干支見学会」で明らかになります!

写真:干支見学会

武雄の街を知り尽くしたベテラン観光ボランティアガイドさんの案内で、楼門脇の入口から内部へ。急な階段を上がると目の前に格天井の一室が広がり、中央には緻密な設計図が。設計図には3つの楼門が描かれています。

ここでガイドさんからの説明

「楼門は当初3つ建てられる予定で、最初に建ったこの楼門に方位を示す子・卯・午・酉の干支を配置しました。しかし、予算が足りず、残りの楼門は建てられなかったため、ほかの8干支が東京駅に移されたんですよ」。

もしも3つの楼門が建っていたら…。ミステリーを紐解きながら、辰野金吾の偉業と建築の美しさを堪能できる贅沢な時間です。

写真:干支見学会
写真:干支見学会

楼門を見学した後はぜひ、武雄温泉にまつわる資料館が併設された「国指定重要文化財 武雄温泉新館」にも訪れてください。貴重なマジョリカタイルや、陶板デザインタイルを贅沢に使用した浴室も無料で見学できます。新館2階の火灯窓から見る楼門も素敵ですよ。

【体験】武雄温泉楼門四干支見学会

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<武雄温泉楼門 干支見学会>

集合場所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄7425)(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-23-7766(武雄温泉観光協会)
営業時間:9時から10時(受付 ~9時30分)
定 休 日 :火曜
駐 車 場 :あり
金額:500円、3才から小学生250円(文化財保護協定費/元湯入浴券付き)
※2023年2月1日より料金変更
ホームページ: 武雄市観光協会(外部リンク)

☛事前購入はこちら『VISIT佐賀県』

 ■武雄温泉の観光案内はこちらから

たら竹崎温泉

■有明海の自然美と大地の恵みを体感

日本一の干満差を誇る有明海、修験道の霊場だった多良岳。豊かな海と山に囲まれた場所に湧く「たら竹崎温泉」は、ナトリウム炭酸水素塩泉で泉温は45.5度。無色透明でちょっと塩味があるお湯です。有明海の恵みである竹崎かに・竹崎カキ、そしてミネラル豊富な柑橘のみかんまで。極上のグルメが待っています。

星降る露天とかにまぶし 豊洋荘(ほうようそう)

写真:豊洋荘

温泉と竹崎カニをセットで楽しむことができるお宿です。それも有明海を大パノラマで見渡しながら温泉に浸かる露天風呂「十方空(じっぽうくう)」は圧巻です。佐賀空港から飛び立つ飛行機、熊本県の三井グリーンランドの観覧車、そして長崎県の雲仙普賢岳と、有明海をぐるりと見渡すことができます。予約をすれば日帰り入浴も利用できます。日帰り入浴は利用時間が16時までなので、星降る夜空や、眩しいほどの朝日を見るなら宿泊するのがおすすめです。

写真:かにまぶし

お風呂あがりの楽しみは、豊洋荘自慢の「かにまぶし」(2,700円)を!ご飯の上に、むいたカニの身がのせられているので、手間がかからず美味しく味わうことができます。カニ味噌や秘伝のまぶしタレ、特製ポン酢など味わい方もバリエーションがあり、とてもユニーク。有明海の恵みを体いっぱいに取り込んで帰りましょう!

<星降る露天とかにまぶし 豊洋荘>

住所:佐賀県藤津郡太良町大浦丙1099-5(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-68-3545
営業時間:昼11時30分から14時30分(但し露天風呂は16時まで)、夜17時30分から21時
定 休 日 :不定休
駐 車 場 :あり
金 額:露天風呂要予約 2,500円/一組(50分)、コース料理 6,050円から、宿泊 16,500円から
ホームページ: 星降る露天とかにまぶし 豊洋荘(外部リンク)

■竹崎温泉のお風呂上りはおいしい時間

たらカキ焼海道

写真:カキ焼

有明海に面した国道207号沿いには、約13キロに渡って十数軒のカキ焼店が立ち並んでいます。通称「たらカキ焼海道」と呼ばれるこのロードでは、地元でとれたカニやカキを炭火などで焼いて味わうことができます。地元産の「竹崎カキ」は大粒で焼いても縮みにくく、濃厚な味で甘みがあるのが特徴です。カキは1キロで1,000円ほど。一年中営業する店もありますが、シーズンは10月下旬から4月頃です。(竹崎カキは、おおよそ12月上旬から3月頃)。カキ焼きを味わってから温泉に浸かるのもおすすめ。

<問い合わせ:太良町観光協会>

住所:佐賀県藤津郡太良町大字伊福甲3488-2 道の駅太良 観光案内所内(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-67-0065
ホームページ: 太良町観光協会 グルメページ(外部リンク)

お食事処 海望

写真:お食事処 海望

竹崎カニを贅沢にも丸ごと一杯使った「特製かにちゃんぽん」(1,900円)が大人気のお店です。ちゃんぽんのスープに濃厚なカニのエキスが溶け込み、海の香りとカニのコクが合わさって、思わず笑顔になる美味しさです。写真映えもばっちりなので、味わう前に写真も撮っておきましょう!お店のロケーションも有明海を一望できる場所にあり、眺望もバツグンです。お風呂上りにぜひ一杯いかがですか?

<お食事処 海望>

住所:佐賀県藤津郡太良町大浦丁1868(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0954-68-2723
営業時間:10時から21時
定 休 日 :不定休
駐 車 場 :あり
ホームページ:お食事処 海望(外部リンク)

太良みかん タラッタ

写真:みかんの断面
写真:収穫している様子

有明海を望む畑に、愛らしいみかんの花が咲くのは5月頃。それから実は膨らみ、9月頃から収穫が始まります。潮風が吹く太良町の傾斜地には、昭和初期からみかん畑が広がり、ミネラル豊富で栄養たっぷりの「太良みかん」が大切に育てられてきました。しかも、甘くて瑞々しいみかんが採れることで知られています。タラッタでは、そんなおいしい太良産のみかんをはじめ、柑橘類、近隣のおいしいお野菜や果物を地方発送しています。

写真:箱に入ったみかん
写真:箱に入ったみかん

気になる甘さですが、10月は10度、11月は11度、12月は12度と月をまたぐごとにどんどん甘くなっていきます。秋から冬に旬を迎える「太良みかん」をぜひ、タラッタでオーダーしてみませんか。

<太良みかん タラッタ>

住所:佐賀県藤津郡太良町多良7099-1(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0120-358-147
営業時間:10時から17時(受付時間)
定 休 日 :土・日・祝日
ホームページ:太良みかん タラッタ(外部リンク)

■太良町の観光案内はこちらから

古湯・熊の川温泉郷(佐賀市)

写真:古湯・熊の川温泉郷
■程よい”ぬるさ”で、ゆっくり長く浸かることができる温泉

佐賀大和インターから車で嘉瀬川沿いを上流に向かうと、熊の川温泉、その先に古湯温泉が広がっています。どちらの温泉も38度とぬるく、肌触りがぬるぬるしていることから「ぬる湯」と呼ばれています。じっくり浸かって癒される「ふたつの美人の湯」をめぐってみましょう!

「ちどりの湯」

写真:ちどりの湯

熊の川温泉にあり、地元の人々が日常的に利用する立ち寄り温泉です。杉板を使った高い天井を持つ大浴場はとても開放的です。露天風呂から望む緑も清々しいですね。バリアフリー対応の家族湯にサウナ、お食事処もあり1日中過ごせます。

写真:温泉水の飲料水

熊の川温泉は1,200年以上の歴史があり、始まりは、弘法大師がこの地を通りかかり、傷を癒している「ちどり」を見て温泉を発見したと伝わっています。泉質もラドンを含むラジウム温泉。温泉水は飲料水としても販売され、炊飯に用いる方も多いとか。大浴場には飲水用蛇口もあるので、体に取り込んでさらに健康的になりましょう!

<ちどりの湯>

住所:佐賀県佐賀市富士町大字上熊川204-8(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0952-64-2388
営業時間:10時から21時
定 休 日 :第3木曜日(祝日の場合は翌日)
駐 車 場 :あり
金 額:高校生以上 550円/子ども 310円 ※6才以上中学生まで/貸切風呂 別途1組1,500円(55分)
ホームページ: ちどりの湯(外部リンク)

熊の川温泉 ちどりの湯

詳細情報を見る
■もっともっと温泉時間

鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉(かくれいせん)

写真:鶴霊泉の内観

嘉瀬川のほとりにあり、立ち寄り湯が可能な温泉宿です。こちらの名物が「天然砂場」。砂を体にかける温泉ではなく、浴槽の底に敷かれた砂の間から源泉が湧きだしています。砂の中から湧き立つお湯が足の裏から身体をじんわりと温めることができる温泉です。

写真:鶴霊泉

古湯温泉の歴史はとても古く、発見されたのは2,200年以上前とも言われています。古湯には4つの源泉があり、いずれもヌルっとした湯触りで肌によい「美人の湯」として知られています。「鶴霊泉」の名前の由来は、足に傷を負った鶴が温泉で傷を癒し、数日後に飛び去ったという伝説によるものです。その温泉が「鶴霊泉」と呼ばれるようになり、宿の屋号になっています。泉質の良さは現代でも高い評価を得ており、温泉学に詳しい先生の協力のもと行われた「3ヶ月通いモニター」では、血圧や活性酵素、抗菌化能力、健康度などに高い効果があったそう。まさに「よみがえりの湯」なのかもしれませんね。

<鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉>

住所:佐賀県佐賀市富士町大字古湯875(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0952-58-2021
営業時間:11時から15時(最終受付14時)
定 休 日 :不定休
金 額:大人 1,000円/子ども 500円 ※3才以上小学6年年生まで
※ぬる湯手形は使用できませんのでご注意ください。
ホームページ: 鶴の恩返し よみがえりの宿 鶴霊泉(外部リンク)

古湯温泉 ONCRI/おんくり

写真:ONCRI露天風呂
写真:ONCRI外風呂
写真:ONCRI風呂

脊振山系の山々を望む山峡にある湯治リゾートです。渓流の音と、野鳥のさえずりが心地よいお宿で、ゆっくりとぬる湯を楽しむことができます。広いロビーに足を踏み入れると、大きなガラス張りの先に豊かな緑が広がります。さらに奥へ進むと、小さな小道の先に足湯があり、フリーで利用が可能です。温泉施設に入ると、天山を望む野趣あふれる露天風呂が広がります。寝湯、立湯、箱蒸し風呂、檜風呂など男女合わせて15種類の趣向を凝らした天然温泉を楽しむことができるため、ファミリーにとても人気です。

写真:天然砂むし温泉

別棟に設けられた「天然砂むし温泉」も2,200円で利用することができます。マイナスイオン、遠赤外線などの特殊効果を持つトルマリン、セラミックサンド麦飯石など、自然の素材を天然温泉にて加熱。新陳代謝をさかんにし、細胞活性化を促す画期的な入浴方法を楽しむことができます。

2022年8月には、館内に鉄板焼きレストラン「Innovative TEPPAN Watahan」がオープン。佐賀牛はもちろん、九州の魅力的な食材を味わうことができ、ワインや九州の名だたるお酒を楽しめる角打ちルームも。宿泊をして特別な時間を過ごすことができます。

<ONCRI 立ち寄り湯>

住所:佐賀県佐賀市富士町大字古湯556(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0952-51-8111
営業時間:10時から20時(最終受付19時)
定 休 日 :不定休
金額:大人 1,200円/子ども 600円 ※未就学児は無料
※ぬる湯手形は使用できませんのでご注意ください。
ホームページ: 古湯温泉 ONCRI/おんくり(外部リンク)

■お風呂あがりはおいしい時間♪

古湯キッチン10(てん)

写真:外観の様子
写真:店内の雰囲気

古湯の老舗旅館「千曲荘」の大女将が営むお食事処。「キッチン10」とは、10本の指で手作りしているという意味があり、心を込めておもてなしをするという大女将の気持ちが込められています。お店は、元々八百屋だった場所を地域の方々と一緒にリノベーション。富士町産の木材を使ったテーブルなど地域愛にも溢れています。

写真:カレーライス

気になる料理は、富士町のお米を使ったご飯に、具沢山のお味噌汁、日替わりの小鉢にデザート、これにメイン料理が付いて1,000円代!ボリューム満点です。人気のとんかつランチ(1,250円)や地魚ランチ(1,150円)などはすぐに売り切れてしまうほど。取材日当日は、何とかポークカレー(1,050円)を味わうことができました!これもあめ色になるまで炒め、さくらポークは脂身をきれいに取り除いて煮込んでいるとか。手間ひまかけて作られる一品はどれもやさしいお母さんの味がします。

写真:キッチン10

使用する野菜は、ご主人が畑で栽培した玉ねぎやニンジン、トマトなどが使われていて、ご夫婦の愛情がたっぷり。「温泉みたいにあったかい場所ですよ」とほほえむ大女将・岸川美紀子さんの笑顔に会いに行ってみませんか?

<古湯キッチン10>

住所:佐賀県佐賀市富士町大字古湯855(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0952-58-2075
営業時間:11時30分から15時30分 夜は要予約で17時から22時まで営業
定 休 日 :水曜

甘泉堂 亀屋(かんせんどう かめや)

写真:甘泉堂 亀屋
写真:甘泉堂 亀屋
写真:甘泉堂 亀屋

手土産に持ち帰りたいのが、昭和36年創業の亀屋スイーツです。「ふるゆ あっぷるパイ」は大きめカットのリンゴがゴロゴロ入っていて食べ応え十分!甘さ控えめでとっても優しい味に仕上がっています。1カット324円、ホールは1,620円で。ほかにも、ゆり根のでんぷんと砂糖を合わせて形打ちされた佐賀銘菓「ゆり」(15個入り540円)も。温かいお湯で溶かして味わってみてください。

<甘泉堂 亀屋>

住所:佐賀県佐賀市富士町大字古湯795(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0952-58-2345
営業時間:10時から18時
定 休 日 :水曜

元祖 吉野屋

写真:元祖 吉野屋
写真:元祖 吉野屋

古湯温泉から佐賀大和インターへ戻る途中、川上狭そばにある「元祖 吉野屋」は、明治15年創業の老舗。愛らしい白玉饅頭で有名です。佐賀産の厳選した上質米と北海道の小豆あんを秘伝の製造方法で作った白玉饅頭は、創業当時から保存料も添加物も一切使用されていません。しかも地元のうるち米を二度蒸しし、二度こねているため、歯切れのよい食感が特徴です。

店内にはカフェスペースもあり、温泉帰りに立ち寄って休憩するお客さんも。おすすめは「白玉饅頭セット」(650円)。コーヒーか抹茶とのセットになっていて、おやつにぴったり。白玉饅頭には、きなこやごまを振りかけて味わうとさらに香り高く味わうことができます。

写真:佐賀えびすもなか
写真:元祖 吉野屋

おみやげにもうひとつ。「佐賀えびすもなか」は、手のひらサイズの恵比須さんの皮に、上品な甘さのあんこをたっぷり入れて味わうスイーツで、その愛らしさから大人気になっています。(サクサクした最中の皮に、別添えの餡を袋から取り出して食べる前に最中に挟んでください。)

実は、佐賀市は昔から恵比須信仰が盛んで、町中のいたるところに恵比須像が鎮座されています。元祖 吉野屋の玄関横にも恵比須さんを発見!なんだかいいことありそうです。

<元祖 吉野屋>

住所:佐賀県佐賀市大和町大字梅野173(リンクをクリックするとマップが開きます)
電話:0952-62-0235
営業時間:8時30分から17時頃
定 休 日 :第2・4・5水曜
ホームページ: 元祖 吉野屋(外部リンク)

■古湯・熊の川温泉郷の観光情報はこちら

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