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画像:発掘現場の写真を画面に表示したスマートフォンを持っている手のイメージ。発掘された甕棺、遺構、石棺モチーフを周囲にちりばめられている。

吉野ヶ里遺跡の発掘調査現場を公開! 「オープンエア・ミュージアム」開催中

あそぼーさが編集部
2023年10月03日

さらに楽しく詳しく見学できる!「オープンエア・ミュージアム」

通常の現場公開と何が違うの?

昨年度から現在にかけて発掘調査を行っている“謎のエリア”。これまでにも何度か、一般の方に発掘調査の様子を見学していただくため、現場公開を行ってきました。

写真:甕棺が発掘されている現場。手前に甕棺の破片があり、発掘作業者2名が膝まづいて破片を見ている

特に、今年出土した石棺墓を公開した際には、たくさんの方が見学に訪れました。

写真:発掘された石棺墓の上にテントが張られ、20~30人の見学者が石棺墓を取り囲んでいる
石棺墓の特別公開の様子

今回の「オープンエア・ミュージアム」では、通常の現場公開のように発掘調査の様子を見ることができるだけでなく、このエリアから出土した甕棺墓(かめかんぼ)などをパネル解説とともに見学することができます。

写真:発掘現場をスマートフォンで撮影している見学者。三角コーンで仕切られた立ち入り制限エリアの中に発掘作業者がいる。手前に「甕棺ってな~に」の解説パネルが立てられている
写真:緑色のシートが敷かれている見学ルート。見学ルートは画面奥の丘の上に向かっている。ルート脇に立てられている「”謎のエリア”とは?」の解説パネルを2名の見学者が読んでいる

また、映像ブースで吉野ヶ里遺跡の発掘調査の歴史が分かる映像を観ることができたり、さらには3DデータやAR動画などのデジタル技術を使って、より楽しく・詳しく遺跡を見学できる仕掛けもあります。

写真:大きなモニター。発掘現場の様子が映っており「発掘調査開始 1986」のテロップが入っている
映像ブースのイメージ

3Dデータって?

1.お手持ちのスマートフォンやタブレットで、解説パネルにある二次元コードを読み取ります。

写真:二次元コードを読み取るために「話題の石棺墓」の解説パネルにスマートフォンをかざしている手

2.すると、画面に石棺墓などの3Dデータが出現!

画像:石棺墓3Dデータのキャプチャ

3.自由自在に回転や拡大ができるんです!
  普段とは違った角度から観察できたり、細かい部分がよく見えます。

画像:石棺墓3Dデータの別角度のキャプチャ
画像:石棺墓3Dデータを拡大表示したキャプチャ

AR動画って?

1.こちらも、お手持ちのスマートフォン等で二次元コードを読み取ります。

写真:二次元コードを読み取るために「話題の石棺墓」の解説パネルにスマートフォンをかざしている手

2.こちらは、画面上に調査員が現れて、遺跡の解説をしてくれます!
  まるで、目の前の現場でこちらに話しかけているかのような映像は、“ARならでは”です。

画像:調査員が説明するAR映像のキャプチャ。「弥生人の秘密 ナゾホルよしのがり」とメニュー字幕が表示されている

ぜひ、この機会に、吉野ヶ里遺跡で発掘調査現場の見学にお越しください!

スポット名 吉野ヶ里遺跡 発掘調査現場
住所 神埼郡吉野ヶ里町田手(吉野ヶ里歴史公園内)
開催日 9/23(土)~11/19(日)の期間中、発掘現場の公開日に開催
※雨天中止の場合があります。
時間 9時30分から16時30分
料金 観覧無料
※別途、公園の入園料及び駐車料が必要です。
駐車場 あり(有料)
関連URL HP「ナゾホルよしのがり
備考 公開日のスケジュールや雨天中止の連絡などはHPをご覧ください。

吉野ヶ里歴史公園

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