2022年9月23日に武雄温泉駅から長崎駅の区間が開通した西九州新幹線。これまで鉄道駅がなかった嬉野市になんと91年ぶりとなる駅「嬉野温泉駅」が開業しました。おかげで博多や長崎からの鉄道アクセスが飛躍的に向上しました。
この真新しい駅の前には、嬉野市が管理する道の駅「うれしのまるく」がオープン。隣接する場所には地元のまちづくり会社が運営するカフェ&ショップ「UPLIFT SHIMOJYUKU(アップリフトシモジュク)」がオープン。嬉野はもちろん、県内各地から集めた、おみやげにふさわしいアイテムが数多く販売されています。
嬉野の新たな玄関口とも言える、ここ、「うれしのまるく」で買えるおみやげ、「アップリフトシモジュク」おすすめのおみやげアイテムをご紹介します。
新幹線駅にできた全国でも珍しい道の駅「うれしの まるく」
「道の駅」といえば、主に長距離ドライバーがトイレなどで休憩し、その地域の観光情報を収集し、おみやげを買ったりする施設という印象ですが、その道の駅が新幹線駅前に出来たというのは全国でも2カ所目という珍しいこと。嬉野にとって「ここを鉄道での移動と車での移動のハブにしたい」という意気込みを感じます。
道の駅の区域内には、道路情報や観光情報などを収集することができる24時間営業の「情報休憩施設」と呼ばれる建物や、観光情報やイベント情報、嬉野市や周辺エリアの特産品を紹介する観光交流施設「まるくアイズ」、マルシェイベントなどが開催される公園や手湯・足湯があります。ちなみに嬉野温泉駅のバスやタクシーロータリーも道の駅の区域に含まれるそうです。
「まるくアイズ」で嬉野市内の特産品をゲット、今後の商品増にも期待
「まるくアイズ」では、嬉野市が管理する施設ということで、嬉野茶商工業協同組合や嬉野南部釜炒茶業組合など嬉野茶を生産する農家が集まった組合が作ったお茶や釜炒り茶が並びます。また、市内の和菓子屋さんの丸ぼうろと、丸ぼうろとカステラそれぞれの伝統菓子の良さを組み合わせた橋爪菓子舗の「佐賀まんまるカステラ」(200円)、「丸ぼうろ」に嬉野茶を練り込んだ御歌屋菓子舗の「茶丸くん」(100円)など、嬉野らしいアレンジをした菓子も並びます。
なお、8月からはおみやげ売り場を広げ、商品ラインアップが大幅に増えるそうで、ちょっと楽しみです。
また、「まるくアイズ」にはカウンター席やテーブル席が50席用意されていて、待ち合いや休憩所として利用することもできます。WiFiも完備されています。
スポット名 | うれしの まるく |
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住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲4370-2 |
電話番号 | 0954-27-8709 |
営業時間 | ・まるくアイズ(観光交流施設):9時から19時 ・手湯足湯:8時から23時 ・情報休憩施設:24時間 ・公園:24時間 |
定休日 | なし |
アクセス | 【公共交通機関】 西九州新幹線「嬉野温泉駅」徒歩約1分 【車】 長崎自動車道・嬉野インターチェンジから約6分 |
備考 | うれしのまるくホームページ(外部リンク) |
観光・交流施設 まるくアイズ(道の駅うれしのまるく内)
「アップリフト シモジュク」は、県内からいいもの集めたセレクトショップ
「うれしのまるく」に隣接するカフェ&ショップ「UPLIFT SHIMOJYUKU(アップリフト シモジュク)」。
「シモジュク」は、「うれしのまるく」や嬉野温泉街などが含まれる市内の地名「下宿(しもじゅく)」からとられています。店内には、嬉野市・塩田で酪農とチーズ工房を手がける「ナカシマファーム」が塩田宿に店舗を構える「MILKBREW COFFEE(ミルクブリューコーヒー)」も出店しています。
マネージャーさんにショップのおすすめアイテムを教えてもらいました
村上さん
「ここ『アップリフト シモジュク』には、嬉野にまつわるアイテムはもちろんですが、『ナカシマファーム』とのつながりで、嬉野周辺からもセレクトしてさまざまなアイテムを揃えています。今年3月にはショップスペースをリニューアルしたことで取り扱う商品数も増えました。」
ナカシマファームからも、ワインなどとあわせて大人の時間を楽しめるという「ブラウンチーズ」(1,250円)、おやつやおつまみにおすすめという「出来立てさけるチーズ」(780円)、手作りみそに漬け込んだという「みそ漬けモッツァレラ」(600円)、3カ月以上熟成したハードチーズ「水田チーズ」(900円)などが並んでいて、やはり多くの人が手にしているそうです。
村上さん
「おみやげ品として手にしてもらうことが多いのは『嬉野紅茶チロリアン』(1パック540円)です。
チロリアン生誕60周年を記念して2022年に発売を始めたチロリアンで、佐賀県嬉野大野原地区で育てられた紅茶の茶葉を合わせています。チロリアンの直営店舗でも購入できる商品なのですが、嬉野らしさもあり、ここでも多くの方に手にしてもらっています。」
農産品が並ぶコーナーには、嬉野市内の山間地でお茶や野菜を生産する「かや農園」からとれたての野菜が届くのと、ハチミツやお米、そしてお茶も並びます。市内の直売所「吉田まんぞく館」にも並ぶ地元の農家の方々が生産する野菜も手にすることができます。白い菊の花のような純白メロン「菊メロン」という珍しいものもあります。
嬉野市内に窯元がある焼き物「肥前吉田焼」のコーナーには、アウトレットブランドで、制作中にできるピンホールや黒点を表現して名前を付けた「えくぼとほくろ」のアイテムが並びます。シンプルなデザインの「224porcelain(ポーセリン)」、伝統的なものからシンプルで機能的な焼き物を作っている「江口製陶所」、ちょっと楽しくなる器を作っている「副武製陶所」とそれぞれの器に特徴あります。
村上さんに「ちょっと変わったおすすめを」と聞いたところ、唐津市呼子の呼子クラフトビール醸造所「Whale Brewing(ホエールブルーイング)」のクラフトビールを教えてもらいました。
かつて捕鯨で栄えたというところから名付けたビールブランド。朝市をイメージした「Pale Ale(ペールエール)」(770円)、呼子の青空と風をイメージした「IPA(アイピーエー)」(880円)、夕日をイメージした「Weizen(ヴァイツェン)」(880円)の3種類あり、昔の呼子の賑わいを取り戻したいという思いで作ったそうです。
最後に村上さんに伺いました。
村上さん
「近所の人、地元・佐賀の人、観光で訪れる人と来店比率はそれぞれ3分の1ずつ。土曜・日曜は駐車場が車で埋まり、週明けの朝はキャリーケースを手に訪れる方も多いです。『うれしのまるく』の公園スペースではマルシェイベントやビアガーデンなど週末中心にイベントも開催されますので、ぜひお越しください」
ということでした。
スポット名 | UPLIFT SHIMOJYUKU -アップリフトシモジュク- |
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住所 | 佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲4763-1 |
電話番号 | 0954-43-6510 |
営業時間 | 10時から17時 |
定休日 | 毎月第2・第4火曜 |
アクセス | 【公共交通機関】 西九州新幹線「嬉野温泉駅」徒歩約1分 【車】 長崎自動車道・嬉野インターチェンジから約6分 |
備考 | アップリフトシモジュクホームページ(外部リンク) アップリフトシモジュクInstagram |
「うれしのまるく」そして、「アップリフトシモジュク」で嬉野をギュッと集めたおみやげの数々に出会ってみませんか?