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写真:山田ひまわり園のヒマワリ。背景にもたくさんのヒマワリが咲いている

遅咲きの山田ひまわり園周辺を”みやき”さんぽ

福ちゃん
2024年11月15日

あまりの暑さに毎日ウンザリしていたのに、気付くと空はすっかり秋模様。夏が終わると聞くと、ちょっぴり何だか寂しい気持ちになってしまうのはなぜでしょうか。今年は夏らしいこと何かしたっけと、矢のように過ぎ去った季節を惜しんでいたら、今からシーズンを迎えるひまわり園の情報が!さまざまな花の中でもヒマワリが大好きなワタシ。それはぜひ行ってみなければ!!


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※すべて三養基郡みやき町


 

九州一遅咲きのひまわり園で心晴れやかに!

写真:山田ひまわり園の風景

秋に遅咲きのヒマワリがあると聞きやってきたのは、県道136号線沿いにある「山田ひまわり園」。11月1日から11月30日の期間中、6000平方メートルある棚田の敷地内に約10万本のヒマワリが咲き誇ります!
秋に咲くヒマワリは、鮮やかな山吹色の大輪の花。すっかり寒くなって秋の寂しい気持ちも、ヒマワリを見ていると、なんだかポジティブな気持ちになりますよね!

写真:山田ひまわり園の風景。手前にヒマワリの群生、奥に石垣がありその上にケイトウの群生がある
写真:ヒマワリ畑と並行して植生しているケイトウの様子

ヒマワリと一緒に植えられている赤い花は「ケイトウ」。黄色と赤、ぞれぞれ互いを引き立てあっていて、SNSの映えスポットとしてもカメラ好きの間で人気です。

写真:山田ひまわり園の風景。手前にヒマワリ、奥に山がある

11月の中旬ごろには、向かい側にある鷹取山のハゼが赤く紅葉し、夏と秋を象徴する自然のコラボレーションを見ることができます。

写真:たくさんのヒマワリが大きな花を咲かせている様子

“秋に咲くひまわり畑”のそもそもの始まりは、山田集落協定の人々が休耕田を有効活用するために、2001年(平成13)からヒマワリを植えたことからスタートしました。9月上旬に種を植えて、11月に開花するように設定しているんだとか!美しいヒマワリを見ることができるのも、地域の方の協力があってこそなんですね。

写真:みやっきーのステッカー

期間中は、山田ひまわり園の来場記念に、みやき町の妖精「みやっきー」がプリントされた特製のオリジナルステッカーをプレゼント。なくなり次第終了のためお早めに!

写真提供:みやき町観光協会

スポット情報(2024年11月12日現在)
スポット名 山田ひまわり園
所在地 佐賀県三養基郡みやき町大字簑原 寒水川山田水辺公園近く
電話番号 0942-96-4208(みやき町観光協会)
開園期間 11月1日(金曜日)から11月30日(土曜日)
9時から16時
清掃協力金 1人100円
駐車場 ■普通車
山田ひまわり園駐車場:20台、寒水川山田水辺公園:76台
■大型 ※要事前予約
山田ひまわり園駐車場:2台、寒水川山田水辺公園:4台

料金はいずれも無料です。
アクセス 東脊振インターチェンジから約15分、鳥栖インターチェンジから約20分

山田ひまわり園

詳細情報を見る

 

鷹取山の頂上からみえるご褒美ビューを目指そう!

さて、山田ひまわり園からも見える「鷹取山」は、気軽に登れるビュースポットなんだそう。
早速運動がてら、登ってみましょう!

写真:小川にかかった橋の上を5人ほどのグループがわたっている様子
写真:大きな石で護岸された小川。右側の川岸の石に座っている人がいる。左側の川沿い歩道を歩く人が2人いる。背景に山が見える

山田ひまわり園の臨時駐車場にもなっている山田水辺公園が鷹取山の登山口。
往復2時間コースなので、しっかり水分や軽食を持って登ることをオススメします!

写真:「鷹取山登山道安全通路」の看板が出ている山道

登山道に入ると、道は狭いですが案内板や階段などが整備されていて、迷う心配はあまりなさそう。ですが、滑りやすい場所があったり、滑落したら大変そうな足場の悪いところもあるので、初心者やひとりでの登山は、運動靴や地図、帽子、などを入念に準備して、暗くなる前に下山できるよう、時間に余裕を持ってお出かけくださいね。

写真:「鷹取山城曲輪」の札が幹についた木が手前にある登山道
写真:赤い紐が幹についた木が手前にある登山道

中腹まで来ると、「曲輪 中原の豊かな自然を守る会」と記された看板が。調べると鷹取山は戦国時代の武将、龍造寺隆信の臣下だった綾部賢幸が城主の山城があったと伝わる山だそう。築城年代は定かではないそうですが、ロマンがありますね。それにしても、昔の人は足腰がずいぶん達者だったんだなあ(汗)。

写真:「鷹取山403.5米」の標が立っている山頂広場
写真:「鷹取山城址」の標。背景に山頂から見おろす眺望が見える

登り始めて1時間、急な上り坂もなんとかクリアして、ようやく頂上に到着!

写真:山頂からの眺望

標高は403メートル、佐賀平野や福岡県の久留米市街方面が見渡せる絶景は、ココに登った人だけが見られるご褒美ビュー。撮影日はちょっともやがかかっていましたが、ゆっくり堪能できました。もうすこしで紅葉の季節になるので、色づいた鷹取山もぜひ見に行きたいですね!

スポット情報(2024年3月8日現在)
スポット名 鷹取山
所在地 佐賀県三養基郡みやき町原古賀 鷹取山
電話番号 0942-96-5545(みやき町役場 産業支援課)
所要時間 往復約2時間
駐車場 あり(寒水川山田水辺公園)
アクセス JR中原駅から駐車場まで車で6分、JR肥前麓駅から駐車場まで車で10分

 

ひまわり園から車で7分!花をモチーフにしたお菓子をお土産に

秋に咲くヒマワリは珍しいし、園内はとてもキレイに整備されてて、夢のようなステキな場所だった~。せっかくだから、ヒマワリにちなんだお土産が買えるといいなあ。そんな事を思っていたら、近くで見つけましたよ!とびきりのヒマワリスイーツを。

写真:店舗外観。入口が2カ所にあり、それぞれに「お菓子のじろう」のロゴ看板がついている。手前に「黒糖どら焼き」の標識風看板が立っている

みやき町にある「お菓子のじろう」は1946年(昭和21年)創業の老舗菓子店。生地に黒糖を使ってふんわり焼き上げた「黒糖どら焼き」が有名なお店ですが、7、8年ほど前から山田ひまわり園の知名度アップにつなげて地域を盛り上げようと、ヒマワリにちなんだプリンやマドレーヌ、サブレを販売しているそう。

写真:テーブルの上に商品が並んでいる様子。奥から「ひまわりマドレーヌ」2個、「サブレ」3個、「ひまわりプリン」2個。ひまわりの造花が一緒に飾られている

人気の黒糖風味で仕上げたマドレーヌは、ヒマワリの形が何とも可愛いビジュアル!真ん中に食用のヒマワリの種が乗ってて、食感の違いも楽しめます。

地元産の新鮮な「さくらたまご」やカソナード(赤砂糖)にこだわった「ひまわりプリン」は、コクがあって口当たりなめらか。材料がシンプルなだけあって、素材の良さがしみじみと実感できる味わいです。はじめの頃ははちみつを使っていたそうですが、乳幼児でも安心して食べられるようにカソナードに切り替えたそう。こんな気遣いもうれしいですね。

 ヒマワリの形に焼き上げたサブレは、とびきりサクサクとした食感が後を引くおいしさ。詳しくは企業秘密だそうですが、特に砂糖にこだわっているとのこと。小さな子どもから年配までファンが多く、お土産としても喜ばれそう。もちろん自分用にも買って帰ろっと♪

写真:店内の様子。左奥にショーケースカウンターがあり中に店員がいる。中央の平台に商品がたくさん並んでいる
写真:ショーケースカウンターを正面から見た様子。生ケーキがたくさん並んでいる

店内には栗のスイーツがズラリ並んでいて季節感いっぱい。11月以降はクリスマスシーズンに向けてシュトーレンの予約も始まります。限定販売なので、気になる人はどうぞお早めに。

スポット情報(2024年3月8日現在)
スポット名 お菓子のじろう
所在地 佐賀県三養基郡みやき町原古賀538-1
電話番号 0942-94-4558
営業時間 【月・火・木・金・土曜日】
9時から19時
【水・日曜日、祝日】
9時から18時
定休日 なし
駐車場 あり、6台
アクセス JR中原駅から徒歩5分
備考 インスタグラム(外部リンク)

 

和食とイタリアンが融合した料理でランチタイム

写真:店舗の外の塀の上に「和タリアン Kitchen PEACE」の看板が出ている様子
写真:民家風の店舗外観

みやき町を訪れたらぜひ訪れたいのが、築140年の古民家を改装したレストラン「和タリアン Kitchen PEACE(ワタリアンキッチン ピース)」。田んぼの中ののどかな道を進んでいくと、趣き豊かな建物が出迎えてくれます。手描きの看板も窓越しに見える灯りも、何ともオシャレ。

写真:店内の様子。板張りのフロアに6人掛けテーブル席が2つある
写真:店内の様子。フロアの中ほどにカウンターがあり、手すりがついている。カウンターの奥にキッチンがある
写真:ちゃぶ台と子供用のいすがあり、積み木やミニカーや絵本などが並べられている様子

店内は非日常の空間で過ごせる落ち着いた雰囲気。照明や家具などのこだわりのインテリアが、昔の家屋にしっかり馴染んでいます。
こども用の椅子や木のおもちゃ、絵本などもあるので、お子様連れのファミリーも安心!

写真:木箱に豆皿や小鉢料理が7種入っている様子

料理は木箱に入った7種の前菜が印象的な「和タリアンの木箱ランチ」などが楽しめます。同ランチはスタンダードコース1,680円のほか、佐賀牛コース2,280円もあるのでお好みで。計3種類のパスタ、リゾットからメインが選べるのもうれしいところです。

写真:ジェノベーゼ風のスパゲティ。海老、ブロッコリー、トマト、しめじ等の具材が入っている

「和タリアン」という名前からも連想できるように、和食とイタリアンが程よく融合した料理が幅広い世代に好評。カツオや昆布でしっかり出汁を取り、旨みたっぷりの旬の地元野菜と合わせた料理がこだわりで、マダム世代のリピーターが多いということもあり、食材は食べやすいよう隠し包丁を入れるなど工夫しているそう。

その日に入った食材によってメニューが決まることも多く、料理はほぼ日替わり。意外な素材の組み合わせや、家庭ではとても真似が出来ないような手間をかけたものなど、創意工夫あふれる料理が楽しめます。出汁を効かせ、素材本来の味わいを引き出した優しい味付けは誰もがほっこりできること間違いなし!
肌寒くなるこれからの季節は、サツマイモやキノコを使った料理の登場率高め。その日だけの、一期一会な出会いの味わいを楽しんでくださいね。

佐賀県鳥栖市曽根崎町の「Fermentation イタリアンLincotto(リンコット)」とは姉妹店。和食の出汁と発酵食を取り入れた生パスタが人気なので、気になる人はぜひそちらにも足を伸ばしてみて。

スポット情報(2024年3月8日現在)
スポット名 和タリアン kitchen PEACE
所在地 佐賀県三養基郡みやき町東尾1470
電話番号 0942-85-8393
営業時間 【ランチ】
11時30分から16時(オーダーストップ15時30分)
【ディナー】
18時から22時(オーダーストップ21時)※前日までに要予約
定休日 月曜日・金曜日
駐車場 あり、13台
アクセス JR中原駅から車で5分、もしくは徒歩30分
備考 和タリアン Kitchen PEACEホームページ(外部リンク)

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福ちゃん

佐賀県神埼市出身。趣味は、新店めぐり、山登り、映画&ドラマロケ地巡礼。神埼そうめん、北方ちゃんぽん、日ノ隈山山頂からの田園風景が大好き。佐賀の温かい人々との出会いを大切に、地元の魅力を再発見・新発掘できる旅を提案します!

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    柴田愛梨

    愛知県岡崎市出身。お試し移住などを体験し、佐賀の虜に。
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    『佐賀経済新聞』運営や『佐賀バルーンフェスタ』広報等を担う中でふと気づく、佐賀の人やスポットのストーリーをお伝えしていきます。

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    佐賀県神埼市出身。趣味は、新店めぐり、山登り、映画&ドラマロケ地巡礼。神埼そうめん、北方ちゃんぽん、日ノ隈山山頂からの田園風景が大好き。佐賀の温かい人々との出会いを大切に、地元の魅力を再発見・新発掘できる旅を提案します!

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    YO-WRITE

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    佐賀生まれ、理系大学生!食べることやお出かけが好きで、Instagramで佐賀の美味しい情報を毎日発信中。趣味はヨガ、好きな食べ物はプリンとお寿司。ライター初挑戦中ですが、私の記事が佐賀を知る、より好きになるきっかけになれたら嬉しいです!

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    佐賀との県境で育った福岡県在住ライター。虫嫌いで運動音痴なのにキャンプ、サイクリング好き、休日は幼い娘と公園&食べ歩き。私の愛する佐賀は、佐賀平野の田畑を走る神埼北茂安線の風景。小麦畑、水田、収穫後の地平線と、季節ごとの変化がたまりません。

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