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リニューアルした宇宙発見ゾーンを体験しよう 佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》

柴田愛梨
2024年04月05日


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佐賀県にいながら宇宙を体感できる場所、それが武雄市にある佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》です。
開館25周年という節目の年を迎える今年2024年、館内3つの常設展示ゾーンのうち一つ「宇宙発見ゾーン」が全面リニューアルしました。
参加体験型の展示を通して、ぜひ宇宙を身近に感じてみてください!

リニューアルした宇宙発見ゾーン

写真:宇宙発見ゾーン

2024年3月23日(土曜日)に、宇宙発見ゾーンがリニューアルしました。
5つのミッションで構成された展示をまわり、体験しながら楽しく宇宙のことについて学べるから、難しいことが分からなくても大丈夫。
お子様だけでなく、大人も胸が躍る空間になっています。
それではリニューアルした宇宙発見ゾーンの見どころをミッションごとにご紹介しましょう。

MISSION1 宇宙を知る旅へ出発せよ!

写真:円形シアター「スペースタイムアドベンチャー」
スペースタイムアドベンチャー

ゲートをくぐると迫力の円形シアター「スペースタイムアドベンチャー」が私たちを迎えてくれます。
宇宙のはじまりから生命の誕生までを、映像とともに旅しているような気持ちになりました。

プラネッツホッパー

ゲーム感覚で楽しめるのは、こちらのプラネッツホッパー。
リズムゲームのように惑星を飛び移り、ゴールの太陽を目指します。

デジタルインスタレーション展示では自分の身体を通して、不思議な体験をすることができます。
画面から流れ込む”宇宙のカケラ”が教えてくれるのは、宇宙は生命の起源、私たちの命のはじまりであるというメッセージ。
宇宙とのつながりを体感してみてください。

『宇宙のカケラとわたし』
写真:画面から流れ込む”宇宙のカケラ”を触っている様子

また、宇宙科学館では実物の隕石も見られます。

写真:展示されているギベオン隕石

こちらは重さ約200キログラムのギベオン隕石。約4億5千万年前に地球に落下したと考えられているものです。
実際に本物の隕石に触れることができるのも貴重な経験ではないでしょうか。

写真:パネルにも解説を見ている様子

パネルにも解説が書かれているので、体験の待ち時間も勉強になります。

MISSION3 宇宙への挑戦を追え!

写真:空気をためて、ロケットを勢いよく飛ばす体験
写真:人工衛星の原理

宇宙開発に欠かせないのが、ロケットや人工衛星。
ここ、トライスペーステクノロジーでは装置を使った実験や、重力を体感できるコーナーが目玉となっています。
空気をためて、ロケットを勢いよく飛ばしてみましょう!

写真:グラヴィティジャンプ
グラヴィティジャンプ

また、地球以外の重力を体感できる「グラヴィティジャンプ」はリニューアル前にあった月の重力に加え、火星と冥王星の重力が新たに加わりました。椅子に座って、係員の方にベルトを装着してもらい、スタートです。
体験では、火星⇒月⇒冥王星とだんだん重力が軽くなっていくように進みます。 冥王星に行くと、重力はなんと1/16に。軽く地面を蹴っただけでふわっと跳ね上がる感覚はとても不思議です。映像がジャンプと連動して、本当にその星にいるような気分になりました。

MISSION4 宇宙の任務に挑戦せよ!

写真:ミッションコントロールセンターの疑似体験
HTV-XGミッションコントロールセンター

続いて、管制官の仕事を体験してみましょう。
こちらはJAXAが監修したミッション新型物資補給機(HTV-XG)の管制官になりきることができる「HTV-XGミッションコントロールセンター」。
※HTV-XGは、国際宇宙ステーション(ISS)に物資補給を行う「こうのとり」の技術を活かし、輸送能力・運用性を向上させた新たな宇宙船です。

実際に画面を操作して、管制官のミッションを体験してみると、ドッキングの動作が結構難しかったです。同時に4人まで体験できますので、ご家族やお友達と協力して月周回有人拠点ゲートウェイに物資を運んでみましょう!

MISSION5 宇宙の絶景を体感せよ!

写真:最新観測データの絶景が窓に映し出される
写真:最新観測データの絶景が窓に映し出される

最後のミッションは宇宙絶景旅。
アメリカ航空宇宙局(NASA)が中心となって開発を行っているジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡などの最新観測データの絶景が窓に映し出される癒しの場所となっています。時間を忘れてのんびり過ごしてみるのも良いかもしれません。

写真:展示スペースの天井には、宇宙飛行士や星の照明が展示
写真:天井には宇宙飛行士の作業している様子

展示スペースの天井には、宇宙飛行士や星の照明など、各体験の待ち時間にも楽しめるような工夫がされていました。
隅々まで宇宙に入り込める演出は、ずっとわくわくドキドキな時間を提供してくれます。

写真:JAXAコーナー
JAXAコーナー
写真:パネルにてみんなのギモンコーナー
みんなのギモンコーナー

他にも宇宙航空研究開発機構(JAXA)の最新情報を発信する情報コーナーや、子どもたちの疑問に答えてくれるみんなのギモンコーナーもみどころです。

プラネタリウム・GEMINISTARIII ゆめぎんが

写真:プラネタリウムの中
※提供写真

《ゆめぎんが》のコンテンツとして見逃せないものの一つに、プラネタリウムがあります。
ここでは、世界にたった2台しかない光学式プラネタリウムによる自然でリアルな星空を見ることができます。時間によって違ったプログラムが上映されているので1日のスケジュールをチェックしてみてください。

写真:プラネタリウムの様子
※提供写真

1階・2階 地球発見ゾーン・佐賀発見ゾーン

写真:体験型のコンテンツ地球発見ゾーン
写真:体験型のコンテンツ地球発見ゾーン

1階と2階にある地球発見ゾーンも、体験型のコンテンツが盛りだくさん。
私たちの周りに当たり前のようにある、重力や水、大気や磁力などを改めて学ぶ機会は、大人になった今でも大切だなと感じました。

写真:体験型のコンテンツ地球発見ゾーン

1階の佐賀発見ゾーンは佐賀の大地や自然環境などを学べるゾーンになっています。

写真:体験型のコンテンツ地球発見ゾーン
《ゆめぎんが》アクアリウム
写真:タッチプール
タッチプール

佐賀の海や川に生息する生き物たちを《ゆめぎんが》アクアリウムで観察したり、タッチプールで実際に生き物たちに触れてみてください。

ランチタイムは《ゆめぎんが》のレストランとテラスへ

写真:レストラン内
写真:レストランで食べれるシシリアンライス

1日いても時間が足りないくらい、見応え満点な《ゆめぎんが》ですが、適度に休憩を。施設の中にあるレストランやテラスでお腹を満たして、ひとやすみ。
目の前に広がる池ノ内湖を眺めながらのランチはとっても美味しかったです。佐賀県名物のシシリアンライスと、アイスコーヒーを注文しました。

写真:屋根つきのテラス

また、屋根つきのテラスはお弁当の持ち込みもOK。天候も気にせずゆっくりとくつろぐことができそうですね。

サイエンスサロン・図書室・ミュージアムショップ

写真:サイエンスサロン

取材の日は、2階にあるサイエンスサロンで実験の実演が行われるということでさっそく行ってみることに。

わかりやすくて面白い解説に、子どもたちも興味津々でした。他にもワークショップやトークショーなどが開催されているとのこと。遊びに行かれた際には、ぜひ参加してみてくださいね!

写真:図書館内

そしてまだまだ学びたい人には、図書室もおすすめ。
1階の図書室には、天文・宇宙、科学、自然に関する本がたくさん貯蔵されています。《ゆめぎんが》に来て、図書室でさらに知識を深めてみてみるのもいいかもしれません。

写真:ミュージアムショップ

1日の最後には、ミュージアムショップでお買い物。大人の好奇心もくすぐるようなグッズたちを前に、ずっと悩んでしまいそう。

企画展

写真:企画展の様子

また、《ゆめぎんが》では年に3回ほど企画展を開催しています。
取材時は、「ビーコロ×スイッチ展」が開催中でした。
(開催期間:2024年3月16日から5月6日)

写真:企画展の様子
写真:体験できる企画展の様子

ビー玉によってスイッチが作動する仕組みに感動と楽しさがあり、会場にある色々な装置を全て試したくなりました。

写真:館内の様子

今回リニューアルした「宇宙発見ゾーン」に加え、《ゆめぎんが》は探究心を刺激されるような施設です。宇宙好きにはもちろんのこと、あまり詳しくない人も気軽に楽しむことができるのがいいところ。
私も今回色々と体験させてもらって、宇宙の虜になってしまいました。

休日のお出かけに、《ゆめぎんが》へレッツゴー!

スポット情報(2024年4月5日現在)
スポット名 佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》
住所 佐賀県武雄市武雄町永島16351
電話番号 0954-20-1666
営業時間 【平日】
9時15分から17時15分
【土曜日・日曜日・祝日】
9時15分から18時
休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
年末年始 12月29日〜1月1日
別途臨時休館日あり
春休み・GW・夏休み期間中は無休
料金 【常設展示】
大人:520円 高校生:310円
小・中学生:200円 幼児(4歳以下):100円
【プラネタリウム】
大人:520円 高校生:310円
小・中学生:200円 幼児(4歳以下):100円
【当日セット】(常設展示とプラネタリウム1回の観覧が可能)
大人:930円 高校生:550円
小・中学生:360円 (4歳以下):180円
駐車場 あり(無料)
アクセス 長崎自動車道・武雄北方I.Cより約15分
JR武雄温泉駅よりタクシーで約10分
備考 佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》(ホームページ)
佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》(Instagram)

佐賀県立宇宙科学館 ゆめぎんが

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柴田愛梨

愛知県岡崎市出身。お試し移住などを体験し、佐賀の虜に。
現在は海の近く唐津市に拠点を置き、フリーランスで活動中。歴史、やきもの、温泉、おいしい食べ物…そして人の温かさ。佐賀の魅力は数え切れないほど。楽しみながら魅力発信をしていきます!

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    佐賀を訪れる人は街や町、スポットを創り上げる人々とそこに至るストーリーに共感されているのではと感じています。
    『佐賀経済新聞』運営や『佐賀バルーンフェスタ』広報等を担う中でふと気づく、佐賀の人やスポットのストーリーをお伝えしていきます。

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    福ちゃん

    佐賀県神埼市出身。趣味は、新店めぐり、山登り、映画&ドラマロケ地巡礼。神埼そうめん、北方ちゃんぽん、日ノ隈山山頂からの田園風景が大好き。佐賀の温かい人々との出会いを大切に、地元の魅力を再発見・新発掘できる旅を提案します!

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    好奇心は人を生かす!楽しそうなことには前のめりで向き合いたい、福岡県出身佐賀市在住のサラリーマンです。趣味はミュージアムめぐり。好きな恐竜はステゴサウルス。佐賀で見つけたオモシロ案件を皆さんへお伝えします!!

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    佐賀って実はディープ!知れば知るほどハマる魅力的なスポットと楽しみ方をお届け!
    神奈川県出身、九州を拠点に活動するフリーライター。28歳で福岡へ移住。瞑想が趣味なので、マインドフルネスになれるスポットをご紹介します。

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    あやか

    佐賀生まれ、理系大学生!食べることやお出かけが好きで、Instagramで佐賀の美味しい情報を毎日発信中。趣味はヨガ、好きな食べ物はプリンとお寿司。ライター初挑戦中ですが、私の記事が佐賀を知る、より好きになるきっかけになれたら嬉しいです!

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    佐賀との県境で育った福岡県在住ライター。虫嫌いで運動音痴なのにキャンプ、サイクリング好き、休日は幼い娘と公園&食べ歩き。私の愛する佐賀は、佐賀平野の田畑を走る神埼北茂安線の風景。小麦畑、水田、収穫後の地平線と、季節ごとの変化がたまりません。

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    歴史豊かな佐賀県は、あちこちに歴史的な建造物があり、伝統工芸をはじめとする日本文化に触れることができる場所です。趣味は読書とお酒の現役書店員が、魅力ある佐賀カルチャーの今を発信します! TwitterID:@honyanohomma

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    広い空、新鮮な食材、おいしい空気。佐賀はどこを訪れても元気をもらえます。佐賀生まれ、佐賀育ちのフリーライター。海外取材のときは、必ず佐賀の米と佐賀海苔をスーツケースに詰めていきます。一番かわいいと思う生き物は有明海に生息するムツゴロウです。

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