このページ内で特集しているスポット一覧

• 『いもあめごとう』(佐賀市）
• 『ミツイモタイム佐賀店』(佐賀市）
• 『五時の芋』(小城市）

秋の味覚といえば...栗や柿、ぶどう、そしてさつまいも！焼き芋やパフェ、チップス、「いもあめ」など様々な食べ方でさつまいもを堪能できるお店を3店取材し美味しさの秘訣を聞いてきました。バリエーション豊かな佐賀のさつまいもスイーツで、食欲の秋を楽しみませんか？

今年4月にオープンした、芋菓子と鶏からあげのお店。店主の後藤さんは以前食品メーカーに在籍し、和食洋食問わずさまざまなお店の商品開発と味づくりに携わってきた食品のプロ。その中で、ファンが多く通年入手可能な食材を使って何か感動する商品を作れないか？と考え、試作を重ねる中で「いもあめ」が誕生！その美味しさに感動し、お店のオープンを決めました。

お店の名前にもなっている「いもあめ」は醤油などの調味料を合わせて作る大学芋と比べさらに甘く、フレーバーの多さが特徴です。

使用している芋は、開発段階で何種類もの飴と相性を試した結果、さっぱりとした芋がよいと発見。現在は阿蘇のシルクスイートが使われており、自然な甘さと口溶けの滑らかさが特徴です。

フレーバーは現在4種類！プレーン・きなこ・黒ごま・抹茶うぐいすです。今回は一度に楽しめる、「いもあめ」4種詰め合わせ（1,400円）を注文しました。風呂敷に包まれておりそれを開けると綺麗にノシが巻かれています。

見た目も華やかで、差し入れや手土産として買っていく人も多いのだそうです。

蓋を開けると4種のいもあめが、キラキラ輝いています。食べるとカリッとした飴の食感が美味しかったです。いもあめは「生菓子」です。時間が経つと飴が溶けて今度はしっとりとした食感を、またすぐに冷やせばアイスのような食感を楽しむことができます。
しかしカリカリとした食感は出来立てならでは。買ってすぐの食感をまずは味わって欲しいです！さらにこの詰合せには自家製の黒蜜もついているので、味変も楽しめますよ！

店主の後藤さんのイチオシフレーバーはきなこ。意外な組み合わせですが、試作中たまたま生まれたものだそうです。当時たくさんのいもあめを食べすぎて飽きてしまった後藤さん。味変で何かを付けてみようとたまたまあったきな粉をつけてみたところ、感動し商品化を決意。いもあめに一番合う配合を追求しオリジナルきなこが完成しました。

「いもあめ」作りは気が抜けません。飴は扱いが難しく、少し目を離しただけで焦げ、冷めるとすぐに固まってしまいます。一番いいタイミングを見極めすばやく作業することで美味しい「いもあめ」が生まれます。まさに職人技です！
こだわりは自分の子供や家族が食べると思って作ること。素早く、でも丁寧に作られた「いもあめ」には愛情がこもっています。

続いて、この夏登場したモナカ！ 

鬼の見た目がかわいいモナカですが、受け取るとかなりずっしりとしています！
さつまいもと生クリームでできた餡がたっぷり、冷たくひんやりしています。

ギュッと濃厚でリッチな味わいで、ひとつ食べるとかなりの満足感があります。
お昼の後ちょっと甘いものが食べたいときや日頃のご褒美にオススメです。

平日であれば、事前の電話予約ですぐに受け取ることができます。
（週末の当日予約の場合、混雑時にはご希望の時間にお渡しできないこともあります。）

現在は「とろけるいもあめ」や「冷凍いもあめ」の商品化の準備中。店主の後藤さんは「解凍するだけで作りたてを味わえる急速冷凍した「いもあめ」も美味しいんです。どの家庭の冷凍庫にも入っているようなみんなの「いもあめ」に、また佐賀土産の定番になれば」と話してくれました。

オープンから半年。進化し続ける「いもあめごとう」から目が離せません！

佐賀駅近くにあるさつまいもスイーツ専門店。オーナーが、堆肥にこだわって作られたさつまいもに出会った事がきっかけです。焼き芋について一から研究し宮崎で初の焼き芋専門店を始めたそう。今年3月、6店舗目として佐賀にお店をオープンしました。
店舗には焼き芋だけでも5種類ほどの品種が並びますが、季節やお芋の種類によって焼き方と焼き時間を少しずつ変えています。また、下準備から焼き上がりまで3時間掛け丁寧に仕上げるのが美味しさの秘訣。時間や温度で仕上がりが全く変わってしまうという焼きいもは、1番美味しく焼き上がる焼き方を見つけるまで何十回も試作を繰り返すそうです。

はじめに一番の人気メニューだという「塩ポテト」をいただきました。電話予約でまとめて10個注文が入るなどその人気ぶりはすさまじいのだとか！

食べてみると、その人気ぶりにも納得！カリっと揚げられた甘いさつまいもに塩味が絶妙にマッチしています。揚げ時間や温度は日によって変えるこだわりも。食べはじめたら止まりません。

次に見た目にも華やかなパフェをいただきました！ダイナミックすぎて写真におさまりません。

構成は下から焼き芋、塩ポテト、さつまいもソフトクリーム、さつまいもチップ、芋天です。サクサクのチップにひんやりソフト、濃厚な焼き芋に塩の効いた塩ポテトなど、一つでいろいろな食感、味の芋スイーツを一度に楽しめます。また、下に入っている焼き芋の品種やチップの味は日によって違うそう。食べてみるまでのお楽しみです！

最後は「さつまいもチップ」。この日お店にはチーズ味、のり塩味など9種類が並んでいました。

はじめはシンプルに！プレーンを選んでみました。

パリパリにあげられていて一口サイズのチップです。味付けなしのプレーンはさつまいもそのものの甘みを感じることができました。他の味も試してみたいです！

取材した9月はじめは新芋が入荷し入れ替わりする前で1番種類が少ない時期。新芋は毎年10月から入荷し、毎月新物が続々と旬を迎えピークの12月頃には10種類前後のお芋が入荷するそうです。仕入れは農家さんから直送で、こだわって作られたさつま芋だけが並びます。

店主の前野さんは「子供の頃にお芋を食べ飽きたと言う年配の方に一度当店の焼き芋を食べて頂きたい。10月過ぎから11月に新芋の美味しい焼き芋店頭に並びますので是非一度ご賞味ください」と話してくださいました。

冬はさつまいものスープなども出したいと研究中だそう。これからお芋が美味しい季節、ぜひ新芋を味わいに行ってみてください！

和食店「おるごーる」が営む、今年1月にオープンしたさつまいもスイーツが楽しめるお店。誕生のきっかけは焼き芋そのものから蜜が溢れ出るような美味しい焼き方を開発したこと。お客さんからは「焼き芋に蜜をぬってるの？」と聞かれることもあるそうです。感動するほど美味しく、多くのお客さんに食べてもらいたいと和食店の敷地内に「五時の芋」を開きました。

こちらは、お店の方もおすすめの「冷やし焼き芋」、ツヤツヤと蜜が染み出しています！

重さで値段は異なり、お店の方が選んでくださいました。こちらは2つで250円です。

ひんやり冷たく、甘くてねっとりした冷やし焼き芋は格別です！ねっとりに仕上がるよう温度と時間にこだわった焼き方が美味しさの秘訣なのだそう。
店主の筒井さんは、「朝買いに来たお客さんが、夕方また『美味しかった』と買いに来られたことがあり嬉しかった」と話してくださいました。「五時の芋」の甘いさつまいもは一度食べるとやみつきです！私も追加で買ってしまいました！冷やしていれば4日は持つのでまとめ買いする人もいるそうです。

お次は焼き芋の天ぷら！ただの芋天ではないんです。

「焼き芋」を天ぷらにしています。甘味はそのままに、衣でさらにボリューミーに仕上がっています。冷やすと甘みは更に際立ちますよ。

この他にも、暑い日には冷たい焼きいもの上にソフトクリームを乗せた「焼きいもソフトクリーム」も人気だそうです。

オープン当初は年配の方が多かったそうですが、最近はこども連れの若い方も増え幅広い世代に愛されるお店になりました。焼き芋の天ぷらやさつまいもチップなど、改良・開発中のメニューもあるそうで、さらに美味しくなるのが楽しみです！